BMWグループ、3Dプリントに特化したテクノロジーセンターを開設

BMWグループの3Dプリントに特化したテクノロジーセンター「アディティブ・マニュファクチャリング・キャンパス」
BMWグループ(BMW Group)は6月25日、3Dプリントに特化したテクノロジーセンターの「アディティブ・マニュファクチャリング・キャンパス」を、ドイツに開設した、と発表した。

3Dプリントと呼ばれる積層造形技術は、迅速で柔軟性があることから、BMWグループはカスタマイズが可能な製造プロセスに採用している。3Dプリントの導入例としては、少量生産のカスタムメイドパーツや非常に複雑な形状の部品がある。3Dプリントで製作された部品は、プロトタイプ車の開発や車両の検証、走行テスト用車両などに採用されている。

BMWグループは2010年に初めて、3Dプリントで製作されたウォーターポンプインペラーを、DTMレーシングカーに採用した。その後、市販車のBMW『i8ロードスター』のソフトトップカバーに、金属粉末を原料にして製作されたアルミ製ブラケットを装着するなどしてきた。

またMNIブランドの「MINI Yours」のカスタマイズ製品では、顧客が選択したコンポーネントのデザインをカスタマイズして、3Dプリントで作成する。BMWグループは2019年、積層造形により年間およそ30万個の部品を製作した。

BMWグループは、3Dプリントに特化したテクノロジーセンターを開設し、自動車用部品の生産において、3Dプリント技術の導入を加速していく。このテクノロジセンターでは、ひとつ屋根の下でプロトタイプと量産部品の生産を統合し、新しい3Dプリントテクノロジーの研究開発にも取り組む。これにより、量産のための部品生産を合理化し、開発をスピードアップすることができる、としている。

(レスポンス 森脇稔)

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