日本の道を知っているのは クラウン…高山正寛【日本カーオブザイヤー2018-19】
トヨタ『クラウン』新型はクラウンを再定義した……。「日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019」の最終選考会が7日、東京都内で行なわれ、ボルボ『XC40』が“今年の1台”に決まった。選考委員でモータージャーナリストの高山正寛氏はクラウンに10点を投じた。
以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載された高山正寛氏のコメント。
☆☆☆
クラウンに10点を投じた最大の理由は、日本の自動車産業を牽引してきた国内専用車である同モデルを「再定義」した点にある。
今回のノミネート車を見てもセダンはわずか2台、世界的にSUVが売れている点に異を唱えるつもりはないが、このままブームが続くようであれば、伝統あるブランドの消滅も有りうる危機感からの本気度が伝わってきた。何よりも「日本の道を知っている」からこそ次世代へ繋ぐためのクルマ作りが随所に見られる。また最終的にクルマを仕上げるのは人、歴代のモデルに携わってきたチーフエンジニアである秋山晃氏のブレの無いクルマ作りへの姿勢も評価した。
さらに最新のテレマティクス技術の初搭載、『カローラスポーツ』も同様だが、フル機能を標準装備化しているのはクラウンであること。また単なる通信機能を有したインフォテインメントシステムではなく、バッグヤードにトヨタが考える壮大なプランを実現するためのトップバッターとしても、相応しいと感じた。まさに「ジャパン・ライド」と言える1台だと思う。
☆☆☆
全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ・カローラスポーツ:1点
トヨタ・クラウン:10点
マツダCX-8:4点
ボルボXC40:8点
フォルクスワーゲン・ポロ:2点
日本カー・オブ・ザ・イヤーは選考委員の投票によって決定する。60名の委員がそれぞれ25点の持ち点を対象車10車種(10ベスト)のうち5車種に配点する。そのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。10点を与える車種は1車種とする。2018-2019では、ボルボXC40が363点でイヤーカーに選ばれた。次点はトヨタ『カローラスポーツ』の314点、3位はフォルクスワーゲン『ポロ』の197点だった。
(レスポンス 高木啓)
以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載された高山正寛氏のコメント。
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クラウンに10点を投じた最大の理由は、日本の自動車産業を牽引してきた国内専用車である同モデルを「再定義」した点にある。
今回のノミネート車を見てもセダンはわずか2台、世界的にSUVが売れている点に異を唱えるつもりはないが、このままブームが続くようであれば、伝統あるブランドの消滅も有りうる危機感からの本気度が伝わってきた。何よりも「日本の道を知っている」からこそ次世代へ繋ぐためのクルマ作りが随所に見られる。また最終的にクルマを仕上げるのは人、歴代のモデルに携わってきたチーフエンジニアである秋山晃氏のブレの無いクルマ作りへの姿勢も評価した。
さらに最新のテレマティクス技術の初搭載、『カローラスポーツ』も同様だが、フル機能を標準装備化しているのはクラウンであること。また単なる通信機能を有したインフォテインメントシステムではなく、バッグヤードにトヨタが考える壮大なプランを実現するためのトップバッターとしても、相応しいと感じた。まさに「ジャパン・ライド」と言える1台だと思う。
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全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ・カローラスポーツ:1点
トヨタ・クラウン:10点
マツダCX-8:4点
ボルボXC40:8点
フォルクスワーゲン・ポロ:2点
日本カー・オブ・ザ・イヤーは選考委員の投票によって決定する。60名の委員がそれぞれ25点の持ち点を対象車10車種(10ベスト)のうち5車種に配点する。そのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。10点を与える車種は1車種とする。2018-2019では、ボルボXC40が363点でイヤーカーに選ばれた。次点はトヨタ『カローラスポーツ』の314点、3位はフォルクスワーゲン『ポロ』の197点だった。
(レスポンス 高木啓)
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