レクサスとインフィニティ、ペーパークラフト無償配信…自宅で過ごすために

インフィニティ Q50(日本名:日産『スカイライン』に相当)のペーパークラフト
◆レクサスはUXと電動コンセプトカーの2車種

レクサス(Lexus)の英国部門は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大によるロックダウン中に、自宅で過ごす子どものために、レクサス『UX』と電動コンセプトカーの『LF-30エレクトリファイド』のペーパークラフトを無償配信している。

このうち、LF-30エレクトリファイドは、2030年のレクサスの電動車を示唆したコンセプトカーだ。インホイールモーターを動力とするEVならではの新しいデザイン表現に挑み、独自のエネルギーフローを視覚的に表現した。具体的には、ボディ4隅のタイヤから発生したエネルギーが、キャビンに向かい、ドライバーへ流れていくようなイメージを持たせている。

4輪インホイールモーターは、最大出力544hp、最大トルク71.4kgmを発生する。0~100km/h加速3.8秒、最高速200km/hの性能を可能にしている。バッテリーは、蓄電容量が110kWhだ。1回の充電で、最大500km(WLTP計測)の航続を備えている。

このLF-30エレクトリファイドとUXのペーパークラフトを組み立てるには、カラープリンター、接着剤または両面テープ、はさみが必要だ。レクサスによると、ペーパークラフトを完成させるには、約1時間かかるという。

◆インフィニティはセダンとSUVの合計3車種

日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティ(Infiniti)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により自宅で過ごす子どものために、『Q50』(日本名:日産『スカイライン』に相当)などのペーパークラフトを無償配信している。

インフィニティは、このペーパークラフトを、折り紙を連想させる「カリガミ」と命名した。インフィニティブランドのDNAの2つの要素、力強くエレガントなデザインと日本のインスピレーションを受けた職人技を組み合わせた。その狙いは、自宅でダウンロードして作成できる折り紙のようなペーパークラフトを作成することにあるという。

ペーパークラフトは、3つの異なるインフィニティモデルを27分の1スケールで表現した。Q50をはじめ、フルサイズSUVの『QX80』、クロスオーバー車の『FX』が用意されている。

ペーパークラフトを完成させるには、プリンター、紙、クラフトナイフ、接着剤が必要だ。ユーザーはテンプレートを印刷し、人気車両の独自バージョンを組み立てることができる、としている。


(レスポンス 森脇稔)

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