レクサス LC コンバーチブル、量産第一号車を引き渡し…慈善オークションで200万ドルで落札

レクサス LC 500 コンバーチブル の量産第一号車
レクサスは8月5日、『LCコンバーチブル』(Lexus LC Convertible)の量産第一号車を顧客に引き渡した、と発表した。チャリティオークションに出品され、200万ドル(約2億1100万円)で落札された特別なモデルだ。

◆4層構造のソフトトップは15秒で開く

LCコンバーチブルは、レクサスの最上級クーペ『LC』のオープンモデルだ。クーペモデルと同等の走りをコンバーチブルでも実現するために、ボディ全体を新設計した。高いボディ剛性のほか、流麗なスタイリングや充分なラゲッジスペースを追求し、コンバーチブルに適したパッケージングを構築している。

ソフトトップは静粛性に配慮して、4層構造を採用した。さらに材質や質感を吟味し、シワの寄らない最適な張り具合にこだわって、クーペのような美しいルーフラインを目指している。

ルーフの開閉スピードとその動き方にもこだわり、開き始めと閉じる直前の動きをコントロールする。また、ルーフとトノカバーの動きを連動させ、優雅で自然な動きを追求するとともに、オープン時およそ15秒、クローズ時およそ16秒と、クラストップレベルの開閉スピードを確保した。ルーフは走行時でも、速度が50km/h以下であれば開閉することができる。開閉作動中はメーター内にアニメーションで表示し、作動状況をドライバーに伝える。

◆0~96km/h加速4.6秒で最高速270km/h

「LC500」グレードのパワートレインは、5.0リットル V型8気筒ガソリン自然吸気エンジンだ。米国仕様の場合、最大出力471hp/7100rpm、最大トルク55kgm/4800rpmを引き出す。10速ATの「ダイレクトシフト」との組み合わせにより、伸び感のあるリニアな加速を追求した。走行シーンに応じて駆動力をきめ細かく制御し、日常走行から限界域の車両コントロールまで、ドライバーの感覚に合う走りを狙った。動力性能は、0~96km/h加速が4.6秒、最高速は270km/h(リミッター作動)と発表されている。

ドライバーが自然吸気V8の官能的なエンジンサウンドを、コンバーチブルで楽しめるように、吸気音をキャビン内に共鳴させるサウンドジェネレーターや、迫力ある排気音を演出する外装バルブを採用した。オープン走行時に、より気持ち良いサウンドに、こだわったという。

ブレースの配置や形状を追求し、リアサスペンションタワーブレースには形状自由度が高く、軽量かつ高剛性なアルミダイキャストを採用した。床下ブレースの採用やマグネシウム、アルミニウムなど軽量素材の最適配置により、高剛性と軽量化を両立する。ヤマハが開発した「パフォーマンスダンパー」を採用して、上質な乗り心地とドライバーの意図に忠実な優れた運動性能を目指している。

◆量産第一号車は米国のレクサス販売店のオーナーに納車

レクサスは、このLCコンバーチブルの量産第一号車を、顧客に引き渡した。2020年1月、米国アリゾナ州で開催された自動車オークション「バレットジャクソン」に、チャリティ目的で出品され、200万ドル(約2億1100万円)で落札されていた。

量産第一号車には、光沢ブラックアクセントが付いた専用21インチリキッドグラファイト仕上げのホイール、青いブレーキキャリパーを装備する。ドアシルには、「LC Inspiration Series Launch Exclusive 1 of 1」と記されたカーボンファイバー製スカッフプレートが採用された。

量産第一号車を落札したのは、米国コロラド州レイクウッドのレクサス販売店、「ステビンソンレクサス」を経営するケント・ステビンソン氏だ。量産第一号車には、エンジンカバーにレクサスインターナショナルの佐藤恒治エグゼクティブバイスプレジデントと、LCの武藤康史チーフエンジニアのサインが添えられた。また、森忠雄チーフデザイナーが描いたLCコンバーチブルのスケッチや、生産ラインの写真など、特別なアイテムがケント・ステビンソン氏に贈られた。

なおレクサスは、オークションの売り上げの200万ドル全額を、子どもを支援するボーイズ&ガールズクラブオブアメリカと、退役軍人を支援するボブウッドラフ財団の2つの慈善団体に寄付する。なお、レクサスは、納車式の様子を公式サイトを通じて配信している。


(レスポンス 森脇稔)

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