ホンダ、中古車のサブスクを年内に愛知など9道府県に展開…第1号の埼玉で高い反響

ホンダの中古車サブスクリプション サービス概要
ホンダは9月10日、中古車を毎月決まった額で利用できるサブスクリプションサービスとして2020年1月に埼玉県で始めた「ホンダ マンスリー オーナー」について、年内に9道府県での導入を図る計画を発表した。

同日、オンラインの事業説明会を開き、明らかにした。このサービスには車両代をはじめ税金、メンテナンス費用、自動車保険料など、燃料と駐車場代以外がすべて含まれており、利用期間は1か月から最長11か月まで選択できる仕組み。中途解約や11か月後の延長などもでき、1か月単位で利用できるサービスとしては自動車メーカーでは初めての導入となった。

月間の価格(消費税込み)は、軽自動車の『N-BOX』の2万9800円(ホンダセンシング搭載車は1万円高)からで、現在、SUVの『ヴェゼル』やスポーツカーの『S660』など7車種を用意している。

サービスはまず、埼玉県和光市にある「U-Select城北」から立ち上げていたが、9月10日には愛知県のホンダカーズ愛知が運営する「U-Select名西」(名古屋市)など同県内の4拠点でも始めた。引き続き年末までに北海道、宮城、群馬、神奈川、大阪、岡山、福岡での展開を図る、

埼玉県でのサービスは会員数が965人に達し、約50台を用意した車両は常時100%に近い稼働となるなど、高い反響を呼んでいる。元々、「所有の喜びと利用の気軽さを両立させるサービス」として展開したが、会員のアンケートでは最多の44%が「買い替え検討を目的とした試乗」と回答するなど、幅広いニーズをくみ上げている。実際に会員が、新車や中古車を購入したケースも数件出ているという。

また、会員の約90%がこれまではホンダの販売店や車両とのつながりがなかった人であり、事業説明を行った日本本部営業企画部の井上喜章主任は「新しいお客様との接点ができているのも大きな成果」と、評価した。さらに、4月以降は通勤に利用する目的の会員が3月までよりも増えており、「コロナ禍により、車による新たな移動ニーズも確認できた」(井上氏)としている。ホンダは年内の9道府県での導入後も、順次全国展開を進める計画だ。

(レスポンス 池原照雄)

[提供元:レスポンス]レスポンス

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