トヨタ、スズキから小型SUVをOEM供給…『アーバンクルーザー』をインド発売
トヨタ自動車のインド部門は9月23日、新型車の『アーバンクルーザー』(Toyota Urban Cruiser)をインド市場で発売した。インドにおけるスズキからトヨタへのOEM第2弾だ。
◆スズキ バレーノ に続く2番目のOEMモデル
トヨタとスズキは2019年3月、新たな協業について、具体的な検討に着手することで合意した。これは2017年2月の業務提携に向けた覚書を締結して以降、両社が検討を続けてきた成果となる。新たな協業の具体的内容としては、スズキがインドで生産する小型車を、トヨタにOEM供給することがある。
この提携に基づいて、トヨタは2019年6月、インドで新型ハッチバックの『グランザ』を発表した。グランザは、スズキ『バレーノ』のOEMだ。バレーノはインドをはじめ、欧州や日本などで販売されているグローバルコンパクトカーで、インドでは、プレミアムハッチバック車に位置付けられている。
トヨタが今回、インドで発売したアーバンクルーザーは、スズキ『ビターラ ブレッツァ』のOEM車だ。ビターラ ブレッツァは2016年2月、インドで開催されたオートエキスポ2016で初公開された。インドの顧客の好みや価値観をより重視して開発された都市型のコンパクトSUVだ。力強いエクステリアと充実した装備、多様なオプションパーツなどが特長で、2016年3月の発売以来、インドSUV市場でシェア1位に立っている。
ビターラ ブレッツァは2017年、「インド・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、発売から4年以内に、累計50万台以上を販売した。2020年2月には、このビターラ ブレッツァが、初の本格改良を受け、インドで改良新型が発売されている。
◆スズキ版と異なる専用のフロントマスク
アーバンクルーザーはコンパクトSUVだ。トヨタはアーバンクルーザーを擁し、インドで激戦区のコンパクトSUVセグメントに進出する。アーバンクルーザーは、トヨタのSUVに関心を持つ若い顧客や、トヨタのグローバル販売とアフターサービスの基準を体験したいと考えている新しい顧客をターゲットにする。トヨタは、インドでの小型SUVの需要の高まりに対応するために、アーバンクルーザーを投入することを決めた。
アーバンクルーザーは、ビターラ ブレッツァとフロントマスクが異なる。フロントに2本の横バーを備えたスラットウェッジカットダイナミックグリルを装備し、力強さを表現した。フォグランプはクロームで縁取り、大胆な台形エリアにレイアウトした。さらに、デュアルチャンバーLEDプロジェクターヘッドランプ とデュアルLED デイタイムランニングライト、LEDフォグランプを採用した。足元には、16インチのダイヤモンドカットアルミホイールをオプションで用意する。
ボディカラーは、ホワイト、シルバー、グレー、オレンジ、ブラウン、ブルーなど全6色をラインナップした。ブラウン+ブラックルーフ、ブルー+ブラックルーフ、オレンジ+ホワイトルーフのツートンも選択できる。
インテリアは、人間工学に基づいてレイアウトされており、広い空間を追求した。エンジンプッシュスタート/ストップボタン付きのスマートエントリー、オートエアコンなどの装備を充実させた。デュアルトーンのダークブラウンプレミアムインテリアも選択できる。
コネクティビティの面では、Appleの「Carplay」とグーグルの「Android Auto」を備えた「スマート・プレイキャスト」タッチスクリーンオーディオ、スマートフォンベースのナビゲーションを装備した。レインセンシングワイパー、クルーズコントロール、エレクトロ・クロミック・インサイドリアビューミラー「IRVM」などのハイエンドな機能も搭載する。爽快な乗り心地や快適性も追求されている。
◆スズキ製1.5リットルエンジン+マイルドハイブリッド
パワートレインには、スズキの「Kシリーズ」1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。このエンジンはパワフルでありながら、燃費効率の高い優れた運転体験を可能にしているという。
トランスミッションは、MTとATを用意した。すべてのAT搭載車には、マイルドハイブリッドとして、「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み込む。ISGはリチウムイオンバッテリーと組み合わせられ、エンジントルクのアシスト、回生ブレーキ、アイドリングストップなどの機能を備えている。
顧客満足度をさらに高めるために、アーバンクルーザーには、新車登録から3年間/走行10万kmの保証が付帯する。この保証は、延長することも可能だ。「WhatsApp」通信など、便利なサービスも用意されている。
(レスポンス 森脇稔)
◆スズキ バレーノ に続く2番目のOEMモデル
トヨタとスズキは2019年3月、新たな協業について、具体的な検討に着手することで合意した。これは2017年2月の業務提携に向けた覚書を締結して以降、両社が検討を続けてきた成果となる。新たな協業の具体的内容としては、スズキがインドで生産する小型車を、トヨタにOEM供給することがある。
この提携に基づいて、トヨタは2019年6月、インドで新型ハッチバックの『グランザ』を発表した。グランザは、スズキ『バレーノ』のOEMだ。バレーノはインドをはじめ、欧州や日本などで販売されているグローバルコンパクトカーで、インドでは、プレミアムハッチバック車に位置付けられている。
トヨタが今回、インドで発売したアーバンクルーザーは、スズキ『ビターラ ブレッツァ』のOEM車だ。ビターラ ブレッツァは2016年2月、インドで開催されたオートエキスポ2016で初公開された。インドの顧客の好みや価値観をより重視して開発された都市型のコンパクトSUVだ。力強いエクステリアと充実した装備、多様なオプションパーツなどが特長で、2016年3月の発売以来、インドSUV市場でシェア1位に立っている。
ビターラ ブレッツァは2017年、「インド・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、発売から4年以内に、累計50万台以上を販売した。2020年2月には、このビターラ ブレッツァが、初の本格改良を受け、インドで改良新型が発売されている。
◆スズキ版と異なる専用のフロントマスク
アーバンクルーザーはコンパクトSUVだ。トヨタはアーバンクルーザーを擁し、インドで激戦区のコンパクトSUVセグメントに進出する。アーバンクルーザーは、トヨタのSUVに関心を持つ若い顧客や、トヨタのグローバル販売とアフターサービスの基準を体験したいと考えている新しい顧客をターゲットにする。トヨタは、インドでの小型SUVの需要の高まりに対応するために、アーバンクルーザーを投入することを決めた。
アーバンクルーザーは、ビターラ ブレッツァとフロントマスクが異なる。フロントに2本の横バーを備えたスラットウェッジカットダイナミックグリルを装備し、力強さを表現した。フォグランプはクロームで縁取り、大胆な台形エリアにレイアウトした。さらに、デュアルチャンバーLEDプロジェクターヘッドランプ とデュアルLED デイタイムランニングライト、LEDフォグランプを採用した。足元には、16インチのダイヤモンドカットアルミホイールをオプションで用意する。
ボディカラーは、ホワイト、シルバー、グレー、オレンジ、ブラウン、ブルーなど全6色をラインナップした。ブラウン+ブラックルーフ、ブルー+ブラックルーフ、オレンジ+ホワイトルーフのツートンも選択できる。
インテリアは、人間工学に基づいてレイアウトされており、広い空間を追求した。エンジンプッシュスタート/ストップボタン付きのスマートエントリー、オートエアコンなどの装備を充実させた。デュアルトーンのダークブラウンプレミアムインテリアも選択できる。
コネクティビティの面では、Appleの「Carplay」とグーグルの「Android Auto」を備えた「スマート・プレイキャスト」タッチスクリーンオーディオ、スマートフォンベースのナビゲーションを装備した。レインセンシングワイパー、クルーズコントロール、エレクトロ・クロミック・インサイドリアビューミラー「IRVM」などのハイエンドな機能も搭載する。爽快な乗り心地や快適性も追求されている。
◆スズキ製1.5リットルエンジン+マイルドハイブリッド
パワートレインには、スズキの「Kシリーズ」1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。このエンジンはパワフルでありながら、燃費効率の高い優れた運転体験を可能にしているという。
トランスミッションは、MTとATを用意した。すべてのAT搭載車には、マイルドハイブリッドとして、「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み込む。ISGはリチウムイオンバッテリーと組み合わせられ、エンジントルクのアシスト、回生ブレーキ、アイドリングストップなどの機能を備えている。
顧客満足度をさらに高めるために、アーバンクルーザーには、新車登録から3年間/走行10万kmの保証が付帯する。この保証は、延長することも可能だ。「WhatsApp」通信など、便利なサービスも用意されている。
(レスポンス 森脇稔)
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