[SUPER GT 第5戦]ヘイキ・コバライネン/中山雄一組Supraが今季初優勝…GT300は近藤真彦監督率いるリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが優勝

  • GT500クラス優勝の#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
SUPER GT第5戦の決勝レースが4日、富士スピードウェイで開催され、GT500クラスは5番グリッドからスタートしたDENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)が優勝。GT300クラスはリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが優勝した。

今季初めて観客を動員して開催されたSUPER GT第5戦。ソーシャルディスタンスを保ちながらも、多くのファンが富士スピードウェイ詰めかけ、元エアレースチャンピオンの室屋義秀氏によるフライトパフォーマンスなど限定的ながらも観客向けのイベントも復活し、ファンとともに開催される新たなスタートを迎える大会となった。

決勝レースは4日13時30分にフォーメーションラップがスタート。1周ののち66周の決勝レースのスタートが切られた。GT500クラスはスタートで混乱があり、予選4番手の#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)がトップに浮上。ポールポジションの#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)は2位に落ち、3位には予選6番手の#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が上がってきた。そして後方では接触があり、外れたボンネットがコース上に脱落したため1周目からセフティーカーが導入された。

この時点での4位以下は、予選2番手の#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)、予選3番手の#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)、予選5番手の#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)と続き、上位は軒並み順位を落とす結果に。その後ろ、7位には予選11番手の#37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/ニック・キャシディ)が、8位には予選13番手の#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が上がってきていた。

レースは5周目にリスタートを迎えた。その翌周に4位の#12 カルソニック IMPUL GT-Rが3位に浮上し、ここからトップ3のバトルが勃発。12周目には3台がテールトゥノーズの戦いとなり、13周目に#8 ARTA NSX-GTがトップに浮上した。ここから#8 ARTA NSX-GTは逃げ始め、GT-R同士の2位争いに注目が集まったが、なんとここで#12 カルソニック IMPUL GT-Rにセフティーカーラン中に追い越しがあったとの判定が下されピットスルーペナルティ。これで最後尾まで落ちてしまった。

代わって3位に浮上したのは#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraだったが、2位との差は約5秒。この差は大きくかわることなくドライバー交代のタイミングを迎えた。上位で最初にピットインしたのは2位を走行していた#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rで25周目。その翌周にトップの#8 ARTA NSX-GTと3位の#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが同時ピットイン。コースに戻ると#8 ARTA NSX-GTはペースが上がらず#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraと#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rが先行する結果となった。

すべてのピットインが終わると#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraがトップで、2位には#37 KeePer TOM'S GR Supraが浮上。3位に#100 RAYBRIG NSX-GTが続き、以下#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R、#8 ARTA NSX-GTと続いた。ペースが上がらなかった#8 ARTA NSX-GTだったが、周回を重ねるごとにタイムが上がり、34周目には4位に浮上。直後に3位走行中の#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rにトラブルが発生し、これで3位まで順位を戻してきた。トップと約10秒、2位とも約7秒離れていたが、ここから#8 ARTA NSX-GTは猛追を開始。41周目にはトップと6.5秒、2位とは0.4秒まで追い上げてきた。しかしオーバーテイクに手こずる間に後続が追いつき、2位争いは#14 WAKO'S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井翔)と#100 RAYBRIG NSX-GTを加えた4台でのバトルに発展。53周目には#14 WAKO'S 4CR GR Supraが2台抜きを決めて2位に浮上し、#37 KeePer TOM'S GR Supraは2位から4位まで後退、さらには#100 RAYBRIG NSX-GTも#37 KeePer TOM'S GR Supraをオーバーテイクした。

最終的に#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが2位以下に10秒以上の差をつけて今季初優勝を飾った。2位は12番手スタートから数々のバトルを制して追い上げた#14 WAKO'S 4CR GR Supraで、トヨタGR Supraがホームコースの富士スピードウェイでワンツーフィニッシュ。終盤トップを狙える速さをみせたものの、バトルに苦労した#8 ARTA NSX-GTが3位でフィニッシュした。

GT300クラスは序盤、ポールポジションの#6 ADVICS muta MC86(阪口良平/小高一斗)と2番手スタートの#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)が逃げる展開となった。ここに6番手スタートから9周目に3位に浮上した#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が追いつき三つ巴のトップ争いに発展。そして12周目には#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rがついにトップに浮上した。5番手スタートの#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が21周目に2位に浮上してきたが、約2.5秒の差で#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rがトップをキープした状態でドライバー交代のタイミングを迎えた。

29周目に#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rがピットインし、ドライバー交代とともにタイヤを4本とも交換。#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTは33周目にピットインし、こちらはタイヤ無交換でコースに復帰した。するとタイヤ無交換で稼いだ時間により順位が逆転。#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTは#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rに約14秒の差をつけて実質上のトップに立った。

フレッシュなタイヤで追い上げる#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R。それに対しタイヤ無交換で稼いだ時間を生かして逃げる#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT。しかしそのペースの差は歴然で、45周目に追い付くと、47周目の2コーナーで逆転した。その後#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rは後続との差を広げながら走り切りトップチェッカー。GT300クラス参戦2年目の近藤真彦監督に嬉しい初優勝をプレゼントした。

2位は11番手スタートから追い上げ、終盤の激しいバトルを制した#55 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)。3位は前戦優勝の#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)。#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTはタイヤ無交換での厳しい戦いの結果、4位でチェッカーを受けた。

次戦、SUPER GT 第6戦は、鈴鹿サーキットを舞台に10月24日・25日の日程で開催される。


■SUPER GT 第5戦富士 決勝レースGT500クラス結果(トップ10)
1. #39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)
2. #14 WAKO'S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井翔)
3. #8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)
4. #37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/ニック・キャシディ)
5. #100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)
6. #16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)
7. #19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)
8. #12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)
9. #38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)
10. #17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)

■SUPER GT 第5戦富士 決勝レースGT300クラス結果(トップ10)
1. #56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
2. #55 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)
3. #65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
4. #52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
5. #31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)
6. #88 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
7. #6 ADVICS muta MC86(阪口良平/小高一斗)
8. #4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
9. #7 Studie BMW M6(荒聖治/山口智英)
10. #11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)
  • GT500クラス優勝の#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
  • 今季初の有観客で開催された第5戦のスタートシーン
  • GT500クラス表彰式
  • GT500クラス2位の#14 WAKO'S 4CR GR Supra
  • GT500クラス3位の#8 ARTA NSX-GT
  • GT300クラス1位の#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R
  • GT300クラス表彰式
  • GT300クラス2位の#55 ARTA NSX GT3
  • GT300クラス3位の#65 LEON PYRAMID AMG

[提供元:レスポンス]レスポンス

MORIZO on the Road