新型『Cクラス』の納期は来年7月? 輸入車が入ってこない事情とその理由

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新車の納期が全般的に遅れている。それは日本車だけでなく、輸入車にも当てはまる。2021年9月における正規輸入車(海外メーカー車)の登録台数は、前年の9月に比べて約15%減少。国内市場全体では、前年比32%減少している。

◆VW、BMW、メルセデスの主要モデルも


売れ行きが下がった直接の理由は、納期の遅延にある。フォルクスワーゲンの販売店では「『ゴルフ』には、すぐに納車できる在庫車もあるが、希望の仕様がない場合は、2021年10月の契約でも納車は2022年2月以降になる。ワゴンの『ゴルフヴァリアント』は、4月以降になりそう」とのことだ。

メルセデスベンツは「在庫車が全般的に減っており、『Aクラス』でも納車は2022年4月頃になる。『Cクラス』は7月頃まで遅れる」という。


このほかBMW『3シリーズ』も、2021年10月の契約で納車は2022年3月、『MINIクロスオーバー』も同程度の納期になる。ブランドを問わず納期は遅れ気味だ。

納期がここまで遅れている理由をフォルクスワーゲンの販売店に尋ねると、以下のように返答された。「輸入車は人気の仕様を中心に輸入され、その在庫車から、お客様に選んでいただくことが多い。ところが昨今は、コロナ禍の影響によって半導体などの供給が滞り、輸入台数も減っている。現時点で在庫の中に欲しい車種や仕様がない場合、納車までに半年近くを要することも多い」とのことだ。

◆天然ガスや石炭価格の上昇も影響か

納期が遅れている理由は、メーカーの生産に滞りが生じているためで、その背景にはコロナ禍がある。この本質的な事情は日本車の納期遅延と同じだが、地域によっては、天然ガスや石炭価格の上昇が生産に影響を与えている。つまりいろいろな理由に基づいて、さまざまなパーツの供給が滞り、車両の生産と輸入台数を減らしているわけだ。当分の間、輸入車を購入しにくい状態が続きそうだ。


それでも各社とも対策を立てている。例えばボルボでは「XC40は電動開閉式のパワーテールゲートを採用するが、この装備が原因で納期が遅れることもある。そこで非装着の仕様も用意した」という。苦労しながら納期遅延を抑える工夫を施している。

また既に時間がかなり経過しているが、2021年3月には、スエズ運河で大型コンテナ船が座礁事故を起こした。自動車や自動車用のパーツが積まれ、納期遅延の原因になったともいわれている。
  • メルセデスベンツ Cクラス 新型
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