トヨタの新SUV、スズキと共同開発…『アーバンクルーザー・ハイライダー』インド発表

  • トヨタ・アーバンクルーザー・ハイライダー
トヨタ自動車のインド部門は7月8日、新型SUV『アーバンクルーザー・ハイライダー』(Toyota Urban Cruiser Hyryder)の実車を、インド・ムンバイで初公開した。

◆トヨタのグローバルSUVデザイン
アーバンクルーザー・ハイライダーは、トヨタとスズキの業務提携に基づく協業の最新の成果になるモデルだ。スズキが開発したこの新型SUVを、初めてインドのトヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)において、8月から生産する。インド国内のマルチスズキとTKMで、それぞれスズキ、トヨタのモデルを販売する。また、アフリカを含めたインド国外への輸出も計画している。

インドで発売される両モデルには、スズキとトヨタがそれぞれ開発した技術として、パワートレインにハイブリッドとマイルドハイブリッドを搭載する。

アーバンクルーザー・ハイライダーでは、トヨタのグローバルSUVデザインを採用する。LEDプロジェクトヘッドランプ、ツインLEDデイタイムランニングランプ、サイドターンインジケーター、リアスキッドプレート、ワイドトラペゾイダルロアグリル、デュアルトーンボディカラー、クロームガーニッシュ付きのクリスタルアクリルアッパーグリル、17インチアルミホイール、LEDテールランプを装備した。ボディサイズは、全長4365mm、全幅1795mm、全高1635mm、ホイールベース2600mmだ。

◆トヨタのハイブリッドとスズキのマイルドハイブリッド
ハイブリッドには、THS(トヨタハイブリッドシステム)とe-ドライブトランスミッションを採用する。エンジンは、1.5リットル直列4気筒ガソリンで、最大出力92hp、最大トルク12.4kgmを引き出す。モーターは最大出力80hp、最大トルク14.4kgm。エンジンとモーターを合わせたハイブリッドシステム全体で、116hpのパワーを獲得する。2WDとe-ドライブトランスミッションを組み合わせて、EVモードではゼロエミッション走行を可能にする。

マイルドハイブリッドの「ネオドライブ」は、スズキ製の1.5リットル直列4気筒ガソリン「Kシリーズ」エンジンに、「インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)」を組み合わせる。最大出力は102hp、最大トルクは13.8kgmを引き出す。駆動方式は2WDまたは4WD。トランスミッションは、5速MTと6速ATを用意している。

◆音声アシストやヘッドアップディスプレイ
インテリアは、ブラック&ブラウン。ネオドライブグレードは、フルブラックのインテリアとなる。パノラマサンルーフ、ワイヤレス充電器、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、360度カメラ&ビュー、コネクテッドカー機能も採用している。

また、9インチのスマートプレイキャストオーディオ、ドライブモードスイッチ、ベンチレーション付きレザーシート、アンビエントライト、ドアスポット+ IPライン、クルーズコントロール、チルト&テレスコピックステアリングホイールを装備した。音声アシスタント、プレミアムスイッチ付きソフトタッチインストルメントパネルも採用した。

その他の機能として、リクライニングリアシート、リアのエアコンベント、60対40の分割可倒式リアシート、後席のUSBポートなどが採用されている。


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