トヨタ交通安全センター・モビリタ/総合トレーニング、免許保有者全員に受講して欲しい

免許を取り立てのドライバーだけでなく、運転歴の長いドライバーも含め、街乗りでの安全運転に対する意識を高め、それを実践できるための知識を学ぶスクール。

スクールの概要

主催 トヨタ交通安全センター・モビリタ
場所 富士スピードウェイ内のトヨタ交通安全センター・モビリタ
時間 9時30分〜17時
人数 12名 ※コロナ対策で定員を変更中
開催 公式HPを参照
https://www.toyota.co.jp/mobilitas/tdc/
参加費 1万4300円(税込)
講師 モビリタ専属インストラクター
車両 講習車両(マークX)
※8月からはヤリスHV、カローラスポーツHVになります
連絡先 mobilitas_mail@fujispeedway.co.jp

注意:掲載内容は異なる可能性があります。公式HPで詳細情報を必ず事前に確認ください

トヨタ交通安全センター・モビリタ(以降、モビリタ)は、交通社会を構成するすべての人々の安全意識向上に寄与するために設立された施設であり、富士スピードウェイの敷地内に設けられている。そんなモビリタでは、さまざまな講習プログラムを実施しているが、その入り口とも言える講習プログラムが総合トレーニングだ。

クルマは便利なツールであり、楽しみを広げてくれる相棒でもあるが、日常での運転にも注意すべき危険もあることを忘れてはいけない。例えば、想定外の状況変化によって急ブレーキが必要になることもあれば、雨天時はタイヤが滑りやすくなる。そうした危険に対し、どう心構えをしておくのか? 危険な状況に陥ったときクルマがどんな動きをするのか? それらを実際に体験し、そこから学ぶことで、日常での運転で注意すべきポイントを気付かせてくれるカリキュラムで構成されている。

座学により安全運転のポイント、マインドを学び、実車体験へ移る。実車では、死角、始業点検のポイント、また正しい運転姿勢の必要性を体験する。運転の基本となる認知力の向上や先読みなどを実践し、さらには高速走行からの急制動や低μ路でのクルマの挙動を実際に体験する。限界を超えたときにクルマがどんな動きをするのか?

経験があるとないとでは、「いざ」というときの対応力が違う。もちろん経験したからといって無茶な運転をしても大丈夫ということではなく、危険を知ることで安全に対する意識を高めるのが目的。そしてプログラムの締めくくりは、3S走行(Safety、Smooth、Speedy)を意識した総合走行を行う。環境の変化に対する安全でスムースな操作を確認しつつ、クルマの安全について知識を深められるものになっている。

総合トレーニングは、モビリタで用意された車両を使って行う。朝から夕方までかけてのカリキュラムとなっており、参加費用は昼食付きで1万4300円(税込)。地元割引や誕生月割引といった割引サービスも用意されている。安全運転は免許を取り立ての初心者だけの問題ではない。

運転経験が豊富でも気付かない部分があったり、危険な状況を体験できることは大きな経験値となる。何より安全運転は、他者からもスマートに見えるもの。総合トレーニングは、「安全運転とは?」を学ぶ貴重な講習プログラムと言っていいだろう。

<オススメ度>
初心者★★★★★
中級者★★★★★
上級者★★★★★
速くなりたい★☆☆☆☆
上手くなりたい★★★★★

[GAZOO編集部]

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