「家族との楽しみ方が変わった」。シエンタと地元の魅力を発信する子煩悩パパ

  • トヨタ・シエンタ

「以前は外車が好きだった」というシエンタラバーズさん。3年前、ご家族と相談して初めての国産車となるシエンタを購入すると、クルマに対する考えや家族との楽しみ方が変わったそうです。

自分を成長させてくれたという「シエンタとの日々」についてお話をうかがいました。

――シエンタに乗る前は、どんなクルマに乗っていたのですか?

若いころからクルマは好きで、子どもが生まれたときは外車のSUVやセダンに乗っていました。映画に出てくるような中古の外車ですね。「壊れたら修理すればいい」と考え、走行距離が20万キロぐらいになったこともあります。

――シエンタを購入された理由を教えてください

クルマを買い替える際、家族からの唯一の要望であるスライドドアを購入軸にしたのが始まりで、ベージュ色のシエンタに出会いました。

以前は子どもを抱っこして乗り降りするときにドアを隣のクルマにぶつけないように気をつけたり、子どもがドアを開けるたびにヒヤヒヤしていたのですが、スライドドアにするとそうした心配が解消できると感じました。

実際に乗ってみると、便利なことこの上なかったです。寝てる子どもを抱っこして降りる時、子どもが不意にドアを開けた時、両手がふさがって手が開かない時、車幅が狭い駐車場に止める時など、全てにおいて楽になりました。

そんな日常に寄り添うファミリーカーが、外車では体験できなかった「クルマに対する感性」を学ばせてくれました。

  • スライドドアが開いたトヨタ・シエンタ

――シエンタが子育て世代に愛される理由がわかります。スペック的にはいかがでしたか?

積載量、安全性、燃費、個性など、すべてにおいて「適度」です。サイズ的に大きすぎず小さすぎず、トランクにも荷物はある程度は積めます。車内もそこそこ広いですし、女性でも運転しやすく燃費も悪くないです。

パワーはないですが、高速や坂道では逆に安全運転になりますよね。我が家のライフスタイルにドンピシャでした。

――加えて、シエンタを楽しそうにアレンジされていますね

外車に乗っているときは「壊れたら修理」でカスタムという余裕はありませんでした。

また、クルマを購入する際に「こうしたら良いかも?」というイメージが湧いた事などなかったですね。

でもシエンタを目にしたとき「ここが黒ならもっとかっこいい」などカスタム意欲が湧いてきて。そのうち、オリジナリティを出したくなってしまったんです。

――その一つがガソリン給油口のカバー。いい感じのチャームポイントです

  • トヨタ・シエンタのフューエルリッド

これはワンオフパーツです。透けるリッドが気になりシエンタ用を探しましたが見つからず諦めていたとき、ある方との出会いで制作していただきました。

私はロゴのイメージを送っただけでしたが、見事な完成度のオリジナルフェールリッドを作っていただけました。

カスタムについてネットで調べても、中古の外車についての情報は限りなく少ないですけど、シエンタに関してはいろいろな情報が出てくることに気付きました。

実はこうしたカスタムをしても、クルマに興味がない妻はまるで気付きません。今では「家族にバレないカスタム」がアレンジしていく上での1つのテーマです(笑)。

――ご家族とお出かけになり、お子さんの成長を楽しまれていますね

  • 自転車を積むトヨタ・シエンタのラゲージ

以前は「自転車持って行きたい!」と子どもに言われると、車内を整理して自転車を積むことを面倒に感じていましたが、シエンタにしてからは「今日は自転車持っていく?」と、私の方から聞くようになりました。

――ベースキャリアも装着されました

子どもが大きくなるといろいろなモノを乗せねばならないなと感じて付けてみました。見た目を意識しながら「将来的な足場作り」をしてみました。

――なるほど。ご家族で釣りにお出かけになられたり、車中泊されたりと、とても楽しそうですね

  • トヨタ・シエンタで行く釣りの様子

釣りの前日、「明日は釣りに行く!」と娘が嬉しそうでした。我が家にとって「シエンタでご飯を食べるピクニック」なんです。

車中泊は、子どもたちがクルマで寝たことがなかったのでしてみました。布団をつぎ込み、妻と2人の子が3人で川の字で寝ました。初めてのことで、子どもたちは楽しそうでした。私は助手席でうずくまり、ほぼ寝なかったですが(笑)、車中泊をしたり、家族と一緒に釣りをするのもシエンタのおかげです。

――ドライブ中の車内では「シエンタゲーム」をされているとか

シエンタを見かけた子どもたちが「シエンタだ、シエンタだ!」と言い出したのがきっかけで、1台見つけると「1シエンタ」とカウント、一番多く見つけたら勝ちです。

同じベージュだと2シエンタ、タクシーのシエンタは3シエンタなどのボーナスもつけました。一日で30〜40シエンタぐらいいきます。ちなみに妻はよく間違えるので、お手つきはマイナス1シエンタです。(笑)。

――ご家族で出かけてのお写真を拝見すると「ここはどこ?」と感じる風景も多いですね

  • トヨタ・シエンタと大自然

この2枚は島根県で撮影しました。周囲は、日本ではあまり目にしないウエスタンな雰囲気で「そろそろ日本に帰ろうか」と感じました(笑)。

――インスタグラムを通じて、いろいろな方々との交流を楽しんでいますね

オフ会で会った方々とお話するのも楽しいです。ウォールアートの側で撮影した写真を見た方から「私が子どものころに描きました」とのメッセージが来たのも嬉しかったです。

自分が広島に住んでいることはインスタでも公表しています。シエンタを通じて広島のスポットも紹介できたらおもしろいと感じて、一般人がなれる観光大使にも登録したり、シエンタを通じて楽しめる情報をいろいろな見せ方で発信するのも楽しみの一つです。

  • トヨタ・シエンタとウォールアート

――ご家族への愛、そして情報配信。正に楽しい日々ですね

SNSを通じて「購入を考えているんです」「貴方のインスタがきっかけで購入しました」などの声がいただけるのが嬉しいです。ベージュのシエンタは海外に流通されていないので、海外の方も興味津々で見てくれています。

シエンタのおかげで、全国の方々とお知り合いになれたり、クルマに対する考えや家族との楽しみ方が変わりました。今は感謝しかありません。

  • トヨタ・シエンタのリヤビュー

「家族との楽しみ方が変わった」と語るシエンタラバーズさん。「クルマのおかげで充実した日々を過ごしている」――素敵なライフスタイルでした。

【Instagram】
sienta_lovers さん

(文・小川隆行)