プリウス 先進の安全装備 (2015年12月)

最新テクノロジーを搭載した充実の安全装備

衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」

“Toyota Safety Sense P”は、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知センサーと、それに基づく統合的な制御により、クルマだけではなく、歩行者の認識も可能になり、事故の回避や衝突被害の軽減を支援する、衝突回避支援パッケージ。

・プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ)
「ミリ波レーダー」と「単眼カメラ」の2種類のセンサーが前方の車両や歩行者を検知し、警報ブザーとディスプレイ表示で衝突の可能性を知らせ、ブレーキを踏めた場合はプリクラッシュブレーキアシスト。ブレーキを踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動させ衝突回避または被害軽減をサポート。プリクラッシュブレーキは歩行者に対しては自車が約10~80km/hの速度域で作動し、たとえば、歩行者との速度差が30km/hの場合には、衝突回避または被害軽減をサポート。また、車両に対しては自車が約10km/h以上で作動。たとえば、停止車両に対し自車の速度が40km/hの場合は、衝突回避または被害軽減をサポート。

①先行車・歩行者検知
②警報ブザーとディスプレイ表示で危険をお知らせ
③A:[ブレーキを踏むことができた場合] ブレーキ踏力を強力にアシスト
B:[ブレーキを踏めなかった場合] 自動減速

・レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)
道路上の白線(黄線)を単眼カメラで認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示による警報でお知らせ。さらに電動パワーステアリングを制御することで、車線逸脱を回避しやすいようにドライバーのステアリング操作をサポート。

マルチインフォメーションディスプレイ表示

・オートマチックハイビーム
ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポート。切り替え忘れを防ぐほか、手動操作の煩わしさも軽減。

・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行を支援。先行車が停止した時は自車も停止して停止状態を保持、先行車が発進した時はドライバー操作により発進し、追従走行を再開。高速道路の渋滞走行時など、停止・発進を繰り返すシーンで、ドライバーの運転負荷を大幅に軽減。

定速走行…希望の車速ををセットすることにより定速走行を開始。
減速制御…自車線上に自車より遅い先行車を検知すると減速。
追従制御…適切な車間距離を保ち追従走行。

停止保持制御/発進制御…先行車が停止した場合、自車もスムーズに停止。先行車が発進した場合、スイッチ操作またはアクセル操作により追従走行を再開。
加速制御…先行車がいなくなった場合、セット車速までゆっくり加速して定速走行に復帰。

ITS Connect

クルマ同士が通信して位置を検知したり、交差点の信号情報や歩行者の有無などの情報を交通インフラと通信して検知し、危険回避する安全装備(ITS Connect)をオプション設定。

・路車間通信システム

右折時注意喚起
交差点で右折待ち停車時に、接近する対向直進車や右折先に歩行者がいるにもかかわらずブレーキペダルから足を離して発進しようとしているなど、見落しの可能性がある場合に、表示とブザー音による注意喚起を行う。

信号情報利用型エコアクセルガイド
前方の交差点にて赤信号で停止することが予測される時に、ハイブリッドシステムインジケーターのエコアクセルガイドのゲージをゼロにすることで、ドライバーが無駄な加速をし続けないよう支援する。

・車車間通信システム

先行車が通信利用型レーダークルーズコントロール対応車の場合、車車間通信により取得した先行車の加減速情報にすばやく反応して車間距離や速度の変動を抑え、スムーズな追従走行が可能。

滑りやすい路面等で走行安定性を確保。S-VSC(4 ステアリング協調車両安定性制御システム)

電動パワーステアリングとVSC・ABS*5・TRC*6のブレーキ制御および駆動力制御機能を協調させ、車両の挙動が安定する方向に駆動力配分と操舵トルクをアシストするシステム。さまざまな状況下で、優れた走行安定性・操縦性を確保する。

最新の衝突安全ボディ GOA

衝撃吸収ボディと高強度キャビンからなる、最新の衝突安全ボディ“GOA*8”。重量・車高の異なるクルマ同士の衝突時における共存を追求する、コンパティビリティの概念を採用。また、ホットスタンプ材(超高張力鋼板)を最適配置することで強固な骨格を実現し、優れた衝突安全性能を確保。

※「Toyota Safety Sense P」あくまで運転を支援する機能です。道路状況、車両状態、天候状態およびドライバーの操作状態等によっては作動しない場合があります。本機能を過信せず、必ずドライバーが責任を持って運転してください。数値は社内測定値。詳しくは取扱書をご覧ください。

​※ITS connectの路車間通信システムに対応した路側装置は、2015年度末(2016年3月)を目途に、東京都と愛知県を合わせて約50カ所の交差点に設置される予定です。ご利用可能なサービス提供場所については販売店におたずねください。

[ガズー編集部]