【SEMA特集】アメ車が旧車も現役で活躍できる事情

SEMA SHOW会場を歩いていて、もっとも日本の自動車ショーとの違いを感じるのが、クラシックカーの多さと、その完成度の高さだろう。米国では半世紀前に生産されたクルマたちがいまだに現役で活躍し、愛され、カスタムの題材としても高い支持を得ている。
そして、それを支えているのが補修パーツの豊富さだ。なにせ、会場のいたるところにエンジン、配線類、足まわりからインテリアパーツ、そしてホワイトボディまで、冗談抜きに1台まるごと作りあげることができるほどの新品パーツが並んでいて、その充実ぶりに驚かされる。
しかもそれはアフターパーツメーカーだけに限ったことではなく、ビッグスリーと呼ばれるフォード、GM傘下のシボレーといった自動車メーカーのブースにも共通しているのだ。
新型車と同じくらいクラシックカーにも注力した展示内容は、日本の旧車ブームとは比較にならないほど、米国の人々に根付いた自動車カルチャーを強く感じさせてくれるものだ。

セントラルホールを真横に分断するかたちでブースをかまえるフォード。毎年ココが定位置となっていて、今年は50台以上の車両を展示。中央の1段高い壇上にはル・マン優勝50周年を記念した『GT’67ヘリテージ・エディション』が鎮座する。

多くの来場者から注目を浴びていたのがコレ。上から吊り下げられているのは1965-‘70年マスタングの新品ボディシェルだ。R3パフォーマンスが製作していて、ファストバックとコンバーチブルを用意しているとのこと。

パフォーマンスパーツだけでなく、リプロダクトパーツも展示。自動車メーカーが率先してクラシックカーの修復・維持をバックアップしているのだ。

Youtube動画などで有名なKen Blockの『1965 Hoonigan Ford “Hoonicorn”Mustang』。規格外のワイドボディに、6.7リッターV8ツインターボエンジン、油圧サイドブレーキなど、お目立ち度バツグン!

シボレーブースでは、スポーツカーからSUV、ピックアップトラックなどがズラリ。足まわりやフロアの装着パーツが見やすいように車両を回転させた展示も大人気。

ショー開催前からニュースになっていたのが、現代技術を注ぎ込んで再生された1967年製のC-10。外装はもちろんインテリアまでフルカスタム!

人気ミニカー『Hot Wheel』が2018年に50周年を迎えることを記念して、カマロとのコラボモデルを製作。鮮やかな『Clush orange』カラーで、内外装に専用品や加工を追加したパッケージオプションも設定される。

新型車両に向けたカスタムパーツのほか、パフォーマンスアップ用からレース用までさまざまな種類のエンジンをズラリと並べて展示し、気になった方が持ち帰れるためのカタログも準備された。

新型車のエンジン&ミッションにコンピューターまで付属した換装キットも豊富にラインアップ。日本で例えるとR35やR34のエンジン&ミッションをハコスカに移植できるパーツをnismoが販売しているイメージ!? もちろんマウントや補機類などは個別になんとかする必要があるけれど、それでは日本では考え難いほど旧型車にも優しい環境が整っていると言えるだろう。

[ガズー編集部]