風情あるあじさい寺や舞い飛ぶホタルを観賞する、初夏のドライブ　長野県飯山市

2017.06.10 09:30

上信越自動車道豊田飯山ICから飯山市の「曹洞宗三嶋山高源院」まで、車で約25分。高源院は開創600年余の由緒あるお寺。初夏には1万本ものあじさいが美しく咲くことで知られ、「あじさい寺」の名で親しまれている。雪が多い戸狩はあじさいの開花時期が遅く、見頃は6月下旬頃からと信州で最も遅い。あじさいの近くには杉の巨木が並んでいるため、日かげと日なたであじさいの日照時間に差が生じ、比較的長い期間にわたって花を楽しめるのも魅力。
高源院から車で約20分走ると、自然体験宿泊施設「なべくら高原・森の家」のある柄山集落に到着。柄山集落は、築150年を超える古民家が佇む静かな里山の村。６月下旬から７月上旬は、なべくら高原・森の家主催による天然ホタルを観賞するツアー「蛍鑑賞ナイトハイク」が開催される。夜空に輝く星と田んぼを舞い飛ぶホタルのコラボレーションを楽しもう。

高源院に咲くあじさい。花の種類が約20種と多く、開花時期が異なることも長く花を楽しめる理由。

杉の木が並ぶ参道の両脇に植えられたあじさいは約1万本。今も毎年20株ほど新たに植えられているという。

「なべくら高原・森の家」のある柄山集落に生息するホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタル。

ホタル籠の中で光るホタル。川が流れ、空には星が輝く静かな夜の村でホタルを観賞。

曹洞宗三嶋山高源院
戸狩温泉スキー場ふもとにある曹洞宗のお寺。立派な石門や杉並木の奥にたたずむ本堂が歴史を感じさせる。自生のあじさいに住職の母が毎年植えるあじさいが加わり、今では800株、1万本以上のあじさいが咲く。あじさいまつりも開催される。
あじさいまつり開催期間：2017年6月17日(土)～7月17日（月曜・祝日）
住所：長野県飯山市大字豊田6356

なべくら高原・森の家
飯山市の北端、なべくら高原にある自然体験宿泊施設。周辺には日本有数のブナの純林が広がり、四季を通じて、美しい自然を生かしたアクティビティーを満喫できる。
住所：長野県飯山市照岡1571-15
TEL：0269-69-2888
URL：http://www.nabekura.net/

蛍鑑賞ナイトハイク
開催時期：6月24日（土）～7月17日（月曜・祝日）、19～21時
※ホタルの見られる時期は気候や天候により変動するので、事前にお問い合わせください。
参加費：1名2000円（2名以上で催行）