【TMS特集】GAZOO編集部が選ぶ未来の愛車 アウトドアを楽しむならこれ!~SUV編~

世界中で一大ブームとなっているSUV。東京モーターショー2017の各ブースでも、多くのメーカーからコンセプトモデルや市販予定モデルが発表された。毎日の通勤や街乗り、週末のアクティビティに大活躍してくれそうなお気に入りの1台はどれ?

●ダイハツ DN TREC [コンセプト]

味付けの濃い、流行のSUVデザインに飽きている人におすすめしたいのが「DN TREC」。デザインの狙いは「クリーン」で、ボディにキャラクターラインを入れずに、アクティブなボリューム感を表現。シンプルさの中にも品を感じられる仕上がりとなっており、「こんなSUVを待っていた」という人も多いはず。また、小回りのきく軽快な走りも特徴的で、足まわりには18インチタイヤを装着。狭い路地が続く都市とアウトドアフィールドの往復に威力を発揮する。スマートに都市を駆け抜け、週末はアウトドアへ。そんな使い方が似合いそうだ。

<未来の愛車指数>
★★★☆☆
流行のSUVはどれも攻撃的なルックス。親しみやすい1台こそ愛車として付き合いやすいのかもしれませんね。

  • コンパクトSUVとはいえ、うれしい5人乗り設計。見ての通り、十分実用に耐える広さだ。観音開きのドアは、ショー限定の仕様である可能性が高いとのこと。乗り降りが楽なので、このまま市販してもおもしろいと思うが……。
    コンパクトSUVとはいえ、うれしい5人乗り設計。見ての通り、十分実用に耐える広さだ。観音開きのドアは、ショー限定の仕様である可能性が高いとのこと。乗り降りが楽なので、このまま市販してもおもしろいと思うが……。
  • クリーンさを意識したデザインは、リアにも息づく。今すぐにでも市販できそうな現実的なまとまりを見せる。SUVのイメージを高める5本スポーク風のホイールデザインもなかなかのセンス。中央にはダイハツの「D」が輝く。
    クリーンさを意識したデザインは、リアにも息づく。今すぐにでも市販できそうな現実的なまとまりを見せる。SUVのイメージを高める5本スポーク風のホイールデザインもなかなかのセンス。中央にはダイハツの「D」が輝く。

●トヨタ Tj CRUISER [コンセプト]

とにかくたくさん物を積みたいという人におすすめなのがこのクルマ。なんと助手席を倒すことでフロントシート~セカンドシート~荷室という広大なフラットスペースが出現。サーフボードや自転車など、約3mもの長尺物を積むことができる。バックドアやスライドドアの開口スペースを広くとり、使い勝手を重視した設計も特徴。ボンネット、ルーフ、フェンダーは特殊な塗装、室内には傷がつきにくいケアフリー素材を採用し、気軽に物を載せられるように設計されているのも新しい。これまで積載性を重視するなら1BOXという選択が一般的だったが、このモデルの登場によりそれが覆るかも。たくさんの遊び道具を積むのもよし、仕事の相棒として使いこなすのもよしだ。

<未来の愛車指数>
★★★★★
趣味に、レジャーに、仕事に!とにかく頼れる1台が登場。市販された際には長く付き合える「相棒」になるのでは?

  • 広大という言葉がぴったりなラゲッジスペース。長めのボディデザインも相まって、助手席を含めると本当に長いという印象。遊び道具を積んで出かけるのはもちろんだが、車中泊についてもいろいろな使い方がありそう。
    広大という言葉がぴったりなラゲッジスペース。長めのボディデザインも相まって、助手席を含めると本当に長いという印象。遊び道具を積んで出かけるのはもちろんだが、車中泊についてもいろいろな使い方がありそう。
  • アクティビティ中にちょっと荷物をクルマの上に置きたいと思うことはよくあること。ケアフリー素材の外板はそんなニーズに応える注目の装備だ。マットブラック風のカラーリングが、タフギアらしさを強調。
    アクティビティ中にちょっと荷物をクルマの上に置きたいと思うことはよくあること。ケアフリー素材の外板はそんなニーズに応える注目の装備だ。マットブラック風のカラーリングが、タフギアらしさを強調。

●三菱 エクリプスクロス [市販予定]

人と似たスタイルはイヤという人は「エクリプスクロス」をどうぞ。最大の特徴は文字通りクーペとSUVを融合させた“クーペSUV”というスタイルで、前傾したリアウインドウやリアのオーバーハングを切り詰めることにより、唯一無二のフォルムを実現。三菱のファミリーフェイスであるダイナミックシールドとのマッチングも良好だ。独自の4WD技術による、意のままに操れるハンドリングも見どころ。エクリプスはかつて三菱が販売していたクーペモデルの名称で、オールドファンにはとっても懐かしいネーミング。三菱ファンお待たせの超強力モデルだ。

<未来の愛車指数>
★★★☆☆
TheカッコいいSUV。都会的で洗練されたイメージを乗るたびに感じさせてくれるはず。

  • 外観同様、質感の高いインテリア。ステアリングに配置されたスイッチ類の操作性も高そうだ。センターコンソールのデザインは両端がパネルになった特徴的なもの。洗練されたSUVらしさを効果的に演出している。
    外観同様、質感の高いインテリア。ステアリングに配置されたスイッチ類の操作性も高そうだ。センターコンソールのデザインは両端がパネルになった特徴的なもの。洗練されたSUVらしさを効果的に演出している。
  • エクリプスクロスらしさをもっとも感じるアングルがリア7:3からの眺め。Cピラーとテールレンズは連続的にデザインされており、エッジをきかせたリアビューとなっている。バンパー下部の凝ったデザインもポイント。
    エクリプスクロスらしさをもっとも感じるアングルがリア7:3からの眺め。Cピラーとテールレンズは連続的にデザインされており、エッジをきかせたリアビューとなっている。バンパー下部の凝ったデザインもポイント。

●ホンダ CR-V [市販予定]

落ち着ける空間で移動したい人にピッタリなのが、新しくなった「CR-V」。5代目となる今回のモデルでは、ホイールベースとトレッドを拡大。見た目にも車格があがっている。室内は3列シートを採用して大勢の乗車を可能に。また使い勝手を高めるため、室内の効率を徹底的に追及。ゆとりのある室内サイズ・質感の高いインテリアにより、豪華な移動空間が想像される。SUVというクラスを超えて、日常の使用で高い満足が得られるだろう。

<未来の愛車指数>
★★★☆☆
アウトドアレジャー以外にも積極的に使いたくなる1台。快適な移動で予定よりも遠くまでドライブ!

  • プレミアムSUV然としたインテリア。厚みを感じるレザーシートは、ドライバーを選ばず快適な乗り心地を提供してくれそうだ。アイポイントも高いので、長距離移動での快適性は抜群とみた。
    プレミアムSUV然としたインテリア。厚みを感じるレザーシートは、ドライバーを選ばず快適な乗り心地を提供してくれそうだ。アイポイントも高いので、長距離移動での快適性は抜群とみた。
  • 写真は2列目のベンチタイプのシート。足元は思いのほか広く、実用面はまったく問題ない。発売の折には、1座ずつ独立したキャプテンシートも用意されているのだろうか?正式なアナウンスが待たれる。
    写真は2列目のベンチタイプのシート。足元は思いのほか広く、実用面はまったく問題ない。発売の折には、1座ずつ独立したキャプテンシートも用意されているのだろうか?正式なアナウンスが待たれる。

●ポルシェ The new Cayenne [市販予定]

プレミアムSUVの先駆者たるカイエンが3代目へと進化を遂げた。ブース取材時にも「ポルシェバッジ以外は全て新開発」、「どこが、では無く全てが進化(広報担当者)」というコメントから、ポルシェのこのクルマにかける強い想いが伝わってくる。開発の方向を一言で表現するとより「911」に近づけた強いスポーツ性。スラロームやターンインの動きはまさに「ポルシェに乗っている」と感じられる仕上がりとの事。新開発の3.0リッターV6ターボやティプトロニックなど、新しいメカニズムにも興味津々。「911に乗ってみたいけど実用性が……」という人に新型カイエンは絶対のおすすめ。ステアリングを握って走り出した瞬間からポルシェワールド全開だ。

<未来の愛車指数>
★★★★★
「愛車」という基準からは外れるが、確実に「欲しい1台」。SUVの先駆者はさらなる進化でジャンルを牽引するか?

  • 911やケイマンと共通イメージを持つ、インテリア。ATのセレクトレバーの両端にある、「への字」バーが特徴的だ。タコメーターが中央に鎮座しているのもポルシェ流。各パーツのクオリティの高さには目を見張るものがある。
    911やケイマンと共通イメージを持つ、インテリア。ATのセレクトレバーの両端にある、「への字」バーが特徴的だ。タコメーターが中央に鎮座しているのもポルシェ流。各パーツのクオリティの高さには目を見張るものがある。
  • ナンバープレート上部のグリル内には前車との距離を測るためのレーダーが見える(下の丸い部分)。ポルシェ独自の先進安全技術を搭載し、ドライバーの負荷を低減。オーナーだけが体験できる特典だ。
    ナンバープレート上部のグリル内には前車との距離を測るためのレーダーが見える(下の丸い部分)。ポルシェ独自の先進安全技術を搭載し、ドライバーの負荷を低減。オーナーだけが体験できる特典だ。

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road