【TMS特集】あの時の愛車が復活!?~復活モデル新旧比較 ホンダ・レジェンド~
ダイハツ「コンパーノ」に続き、「新旧復活比較」で取り上げるのは、ホンダのフラッグシップ「レジェンド」だ。「あれ、レジェンドって復活モデルだっけ?」と思う方もいるかもしれない。実は、2012年に現行モデルがデビューするまでおよそ3年間、レジェンドという名のクルマが販売されない期間があったのだ。
■初代モデルの登場は1985年
- 初代レジェンド(1985年)
レジェンドの初代モデルは、1985年にデビュー。FF(前輪駆動)レイアウトを採用したことや当時のホンダらしいスポーティなデザインであることなど、フラッグシップモデルとしては珍しいテイストを持つクルマだった。V6エンジン搭載や段差の少ない「フラッシュサーフェスボディ」の採用、日本初の運転席エアバッグ装着など、設計や装備においても意欲的な1台で、セダンとクーペがラインナップされた。
- 4代目レジェンド(2004年)
その後3度のフルモデルチェンジを経て、4代目が登場したのが2004年。280psの自主規制を突破し、国産車として初めて300psのエンジンを搭載したこと、4輪の駆動力を自在にコントロールして運動性能を高める「SH-AWD」を採用したことが大きな話題となった。しかしヒットモデルとはならず、リーマンショックなどの影響もあって、2012年に販売終了。レジェンドの名が一時、途絶えることとなる。
■世界初の3モーターハイブリッドを搭載して復活
しかし、ホンダは黙っていなかった。2015年、早くもレジェンドの名を持つフラッグシップセダンが復活したのである。しかも、さらにフラッグシップらしい堂々としたスタイリングと、SH-AWDと組み合わせた世界初の3モーターハイブリッドシステムを搭載して。クルマの成り立ちとしては北米で販売されるアキュラ「RLX」の日本版ともいえるが、レジェンドの名に相応しいスタイリングと走りの性能を持つ、待望のクルマであった。
- 5代目レジェンド(2018年発売予定モデル)
今回、東京モーターショー2017に出品されたのは、2018年に発売が予定されているマイナーチェンジモデル。フロントマスクが一新され、より押し出しの強いデザインとなったことはハイライトで、アルミホイールやリヤコンビランプのデザインも新しくなっている。SH-AWDのチューニングを行って、よりリニアなハンドリングを実現したというから、「走りのセダン」が好きな人は、楽しみにしておくといいだろう。
フラッグシップモデルは、メーカーが持つ最先端の技術を搭載し、威信をかけて開発するもの。たしかに日本では存在感が強いといえないレジェンドだが、見て・触れて・乗ってみれば、ホンダが作った至高のセダンの魅力がわかるはずだ。
[ガズー編集部]
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