
1980年に発表された小型ミドシップスポーツカー、マートラ・シムカ・バゲーラの後継車として'80年に発表された。スチール製モノコックとFRP製ボディパネルを組み合わせたマートラお得意のボディ構造、横1列3人掛けのシート配置、横置きエンジン前輪駆動のパワートレーンを活用したミドシップのパワートレーンなどは、前モデルからそのまま受け継がれていた。しかしデザインは一新され、サイズは拡大。これに合わせて直列4気筒のエンジンは1600ccOHVと2200ccSOHCというラインナップに変わり、バゲーラよりもひとクラス上のマーケットを目指していることをアピールしていた。サスペンションは、フロントはバゲーラから受け継がれた縦置きトーションバーを用いたダブルウィッシュボーンだったが、リアはセダンのタゴーラやプジョー604などに似たセミトレーリングアームとコイルの組み合わせに変わっている。その後'83年には、2200ccエンジンにウェバー製ツインチョークキャブレターを2基装着するなどしてパワーとトルクを高め、ボディはリアにスポイラーを装着するなどして高性能イメージを盛り上げた“ムレーナS”が登場する。しかし翌年、マートラは開発中のミニバンがプジョー側のGOサインを受けられなかったことから、新たにルノーと手を結ぶことを決定する。こうして生まれたのがルノー・エスパスだが、ルノーにはすでにアルピーヌというスポーツカーが存在しており、ムレーナはこれとバッティングするために、'84年を最後に生産が中止された。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2.2 | - | 2156cc | 2 | 5速MT フロア | MR | 3 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。