マツダ ルーチェ

1967年1月~1972年1月

三輪トラックから軽乗用車、ファミリアと発展してきた東洋工業・マツダが、さらなる上級車を目指して送り出したのが1966年8月(7月発表)発売の新型「ファミリーカー」、ルーチェ。1500ccクラスながら6人乗りというやや大きめのサイズを得た4ドアセダンで、ベルトーネがデザインしたひときわ美しく品のあるスタイリングが、当時の国産車のなかでも際立っていた。1967年3月のリクライニングシート仕様発売に続き、同年6月(5月発表)に追加発売されたのがこのSS。4気筒SOHC、UB型1490ccエンジンは圧縮比を9.0に高め、ツインキャブレターの採用などで78psから86psへと出力を上げ、最高速度も150km/hから160km/hへと高まって100マイルカーと謳った。このほかサーボ付ディスクブレーキ、4速フロアシフト、リクライニング式バケットシート(シートベルト付でチェック柄)、ナルディ風のウッドリム・ステアリングホイール、タコメーターなどが標準。外観上はフロントグリルを少し変え、フォグランプとSSバッジを装着した。日本もようやくハイウェイ時代に入り、「本格的な高速ツーリング」が楽しめる5人乗りの上品なスポーティーサルーン、というのが狙い。このあと1968年5月には、標準仕様としては国産車初というSSレザートップを加え、同年12月からは標準セダンに1800シリーズを新設するなどバリエーションを増やし、派生モデルではルーチェ・ロータリークーペをも生んだ。1972年11月(10月発表)、ロータリー専用車たる新型を誕生させたが、これが2代目ルーチェとなり、翌1973年4月にはレシプロ1800版を加えた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
SS - 1490cc 4 4速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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