1960年モデルからプリマスのラインナップに加わったコンパクトカーの“バリアント”は、1963年モデルにおけるビッグマイナーチェンジに続いて1967年モデルから内外装のデザインを一新すると共に、ホイールベースを2インチ拡大するというモデルチェンジを実施した。新しいホイールベースは108インチである。車種バリエーションはベーシックグレードのバリアント100と上級グレードのバリアント・シグネットの2種。ボディバリエーションはいずれも2ドアセダンと4ドアセダンのみだった。標準エンジンはバリアント100が170CI(115ps)の直列6気筒OHV。シグネットが225CI(145ps)の直列6気筒OHV。オプションエンジンとして273CI(180ps)V型8気筒OHVが用意されていた。翌1968年にはオプションエンジンを318CI(230ps)V型8気筒OHVに、さらに1969年には再び273CIに戻していた。バリアントに大きな変化が訪れたのは1970年モデルからのこと。この年、バリアントは内外装のデザインを一新した上で2ドアセダンを整理、新たに2ドアクーペをラインナップに加えた。このクーペには“ダスター”という新しいネーミングが与えられていた。車種バリエーションは4ドアセダンのバリアントVLとバリアント・ダスターVL、そしてトップモデルのダスター340VSの3種。標準エンジンは新開発の198CI(125ps)直列6気筒OHV。オプションで318CI(230ps)V型8気筒OHVが用意されていた他、ダスター340VSには専用の340CI(275ps)V型8気筒OHVが搭載されていた。バリアント・シリーズはさらに翌1971年には最上級グレードとして、2ドアハードトップの“スキャンプ”を投入。こちらはダッジ・ダートと同じホイールベース111インチシャシーを使っていた。1974年にはさらなる上級グレードとしてバリアント・ブロアムを投入すると共に、ダスター340をダスター360へとエンジンの排気量を拡大。ただしこれらのニューモデルは短命であり、翌1975年にはバリアント・ブロアムとダスター360のいずれも廃止された。バリアントの最終モデルは1976年である。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
340 | - | 5572cc | 2 | 3速MT フロア | FR | 6 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
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