バリアントのフロアコンポーネンツを流用したスポーツクーペの“バラクーダ”は、1970年にフルモデルチェンジを実施した。ボディバリエーションは2ドアハードトップクーペと2ドアコンバーチブルの2種。車種バリエーションはベーシックモデルのバラクーダ、上級グレードのグラン・クーペ、そしてトップスポーツグレードのクーダの3種。ホイールベースはバリアントと同じ108インチだった。標準エンジンはバラクーダとグラン・クーペが225CI(145ps)直列6気筒OHV。同オプションが318CI(230ps)V型8筒OHVと383CI(290ps/330ps)。対してクーダは383CI(335ps)V型8気筒OHVが標準となり、オプションには340CI(275ps)、440CI(375ps/390ps)、そして426CI(425ps)V型8気筒OHVが用意されていた。これらの中で440CIの390ps仕様は2バレルキャブレターを3連装した「6バレル」、426CIはNASCARストックカーレース用ユニットをストリート用にディチューンした「ストリートヘミ」である。なおこれらの他に限定モデルとしてSCCAトランザムレース用のホモロゲーションモデルの「AARクーダ」が2724台生産された。これは2500台と規定されていたSCCAトランザムにおける最低量産台数に準じてのこと。AARクーダはハイフローヘッドと、4ボルト・メインベアリングキャップを備えた専用の340CI/6バレル(290PS)V型8気筒OHVを搭載していた。バラクーダは翌1971年にヘッドライトを4灯にするなどフェイスリフトを実施したが、1972年には再び2灯ヘッドライトに変更。同時にグラン・クーペとコンバーチブルが廃止された。いわゆるハイパフォーマンスエンジン・オプションが全廃されたのもこの年であり、バラクーダの標準エンジンは225CI(100ps)直列6気筒OHVに、オプションには318CI(150ps)V型8気筒OHVと340CI(240ps)V型8気筒OHVが用意されるだけとなった。なお1972年モデルからのクーダの標準エンジンは318CI(150ps)であり、340CI(240ps)がオプション設定されていた。バラクーダ/クーダは小変更を行ないながら1974年モデルまで生産された。写真はバラクーダとクーダ。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 5211cc | 2 | 3速MT フロア | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
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2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。