初心者向けに解説!「チルト&テレスコピックステアリング」

カタログを見ていると、クルマには実にいろいろな装備が搭載されていることがわかります。中には、クルマに詳しくない人には見当もつかないような名前の装備もありますよね。今回はその1つ、「チルト&テレスコピックステアリング」を解説します。

ハンドル位置を調整できる!

「チルト&テレスコピックステアリング」は、ステアリングホイール(ハンドル)の位置を調整する機構です。「チルトステアリング」と「テレスコピックステアリング」という2つの機能を一緒にした名称で、チルトステアリングはステアリングホイールの角度(高さ)を、テレスコピックステアリングは前後の位置を調整。体格に合わせてシートの位置を合わせるのと同様に、ドライバーそれぞれの操作しやすい角度と位置にステアリングホイールを調整することができます。

でも、チルトステアリングもテレスコピックステアリングも、すべてのクルマに装備されているわけではありません。チルトステアリングはほとんどのクルマに標準装備されていますが、テレスコピックステアリングは装備されていないクルマも。カローラ アクシオやカローラ フィールダーのように、上級グレードにだけ装備されている車種もあります。

使わないのはもったいない!

チルトもテレスコピックも、どちらもステアリングコラムにあるレバーで操作するのが一般的で、高級車では電動調整式となっていることも。

クルマのどの部分かわかる?「ステアリングコラム」

「自分のクルマでは使ったことはなかった」という人は、装備されているかどうかも含めて、ご自身のクルマの取扱説明書で調べてみるといいでしょう。

ステアリングの位置を調整すると、調整前より俄然運転しやすくなります。個人的には、チルトもテレスコピックも「全車標準装備にすべき!」と思っているほど。もし、ご自身のクルマに装備されていて使っていないとしたら、とってももったいないことなので、ぜひ活用してくださいね!

(木谷宗義/テヌール+ノオト)

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road