【東京オートサロン2018特集】新型スイフトスポーツ、タイムアタックからレースまで様々なカスタマイズが続々!

昨年9月末に発売されたばかりにもかかわらず、東京オートサロンではエアロやサスペンションはもちろんのこと、早くも過給器などのパワーアップチューンにまで着手している車両も見られたスズキ・スイフトスポーツ(ZC33S)。

歴代モデルも100万円代で購入できるコンパクトスポーツカーとして高い人気を誇っていたけれど、ターボエンジン搭載となった新型はそれ以上のポテンシャルを秘めていると前評判は上々。手の届きやすいカスタムベース車両として、オートサロン出展車両の好材料となるのも当然といえるでしょう。

というわけで、メーカーからチューニングショップまで、さまざまな仕様のカスタム提案が並んだスイフトスポーツをチェック!!

■HKS

“タイムアタックの聖地”と呼ばれる筑波サーキットで、FF最速タイムを記録するために製作されたチューニングパーツメーカーHKSのデモカー。
筑波レコードブレイカーを意味する『TRB-04』というコードネームがあたえられたマシンは、極太&大径タイヤを履くためにワイドボディ化が敢行され、ダウンフォース向上のための大ぶりなエアロパーツもインパクト抜群!
エンジンスペックは非公開だけれど、パーツ開発車両としての役割も大きいためK14Cのままパワーアップをおこなっていくことは間違いないでしょう。

フロント方向に飛び出したアンダーパネルや、2段構造のリヤウイングなど、ダウンフォースを重視したレーシングスタイル。オートサロン会場でもっとも過激な新型スイフトスポーツではないか。

車両の横に展示されたエンジンには、はやくもGTIII-FXスポーツタービンキットが装着されていました。また、公道走行には欠かせないメタルキャタライザー(スポーツ触媒)も同時に開発が進行中。

現在のタイムアタック戦線で最強と言われているSタイヤ、アドバンA050(GSコンパウンド)の295/435ZR18サイズを前後に装着。ホイールもアドバンレーシングGTで、フロントブレーキはエンドレス製に交換して強化。

■MONSTER SPORT

今シーズン、新型スイフトスポーツで3カテゴリのJAF全日本選手権に参戦することを発表したモンスター田嶋率いるモンスタースポーツ。
ブースには全日本ラリー選手権、全日本ダートトライアル選手権、全日本ジムカーナ選手権の各シリーズに参戦するマシンが並べられたほか、エアロパーツやハイフロータービンなどが装着されたストリート仕様のコンプリートカーも展示されていました。

エクステリアはフロントリップとリヤアンダースポイラー、リヤウイング、エアロボンネットを装着。インテリアも追加メーターやフロアマットなどでカスタム済み。ちなみにモンスタースポーツといえばパイクスピーク・ヒルクライムでワールドレコードを持つエスクードを思い浮かべる人も多いと思いますが、母体であるタジマモーターコーポレーションはアクションスポーツカメラ『GoPro』の日本総代理店も務めていたりします。

カーボン製のインテークダクトやエアクリーナー、シリコンインテークホースなどが目を引くエンジンルーム。ボルトオンで交換できるハイフロータービンも装着されていて、セッティングが進めば180〜200psほどを狙える予定。

■TRUST

歴代モデルのスイフトスポーツに力を入れてきたチューニングパーツメーカーのトラストも、ハイフロータービンを装着した新型デモカーを出展。10月に納車された2台を、1台はエンジン系パーツ、もう1台はエクステリアパーツ用に割り当てて急ピッチで開発を進めてきたそうです。
今後はプロドライバーによるサスペンション開発も進めつつ、街乗りからサーキットまで楽しく走れるスイスポチューンを提案していくそうですよ。

フロントスカートとリヤウイングでスポーティなルックスを演出。チタンテールのオリジナルマフラーは、センターパイプ付属バージョンもラインナップする予定とのこと。

オイルクーラーやフロントパイプは近日発売予定で、最大200ps近くまで狙えるというハイフロータービンも参考出品。地味だけどすごく便利なボンネットダンパーはすでに製品化済み。

■SUZUKI

東京国際カスタムカーコンテスト優秀賞(Kカー・コンパクトカー部門)に輝いた『スイフトスポーツ オートサロンバージョン』。スイフトスポーツといえばイエローのイメージが強いけれど、マットブラックのボディカラーにブラックメッキグリルを組み合わせ、アクセントに蛍光オレンジやカーボン柄も加えたスポーティなルックスが新鮮!! このまま市販化を望むユーザーも多いのでは?

■BLITZ

早くもフルエアロを完成させ、ハイフローターボや最近の売れ線であるサスペンションの開発も進んでいるというブリッツ。アクセルレスポンス制御に加えてパワーアップも実現する『Power Thro』はすでに発売済み。

■Kansaiサービス

奈良県の老舗ショップ・Kansaiサービスは、すでにECUチューンに成功。車高調やLSD(未発売品)も装着し、走って楽しいマシンメイクを提案していくという。ルックス面では欧州車をイメージしてルーフをブラックに塗装している。

■LAILE

昨年12月の『筑波スーパーバトル』で、ノーマルECUのまま1分5秒を記録したレイルのデモカー。FUJITSUBO製マフラーやCUSCO製LSD、カヤバ製サスペンション、オリジナル補強パーツなども装着されています。

[ガズー編集部]

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