【東京オートサロン2018特集】後期型のチューン&カスタムも進む86/BRZ。イジり方の選択肢はますます多様で多彩に!!

2012年の発売開始から早6年。ひさしぶりに登場した身近なチューニング&カスタムベースとして業界を牽引してきた86&BRZ。
ワンメイクレースをはじめとして、2012年にニュル24時間レースでクラス優勝、2013年にはスーパーGT、D1グランプリ、全日本ラリー選手権でも86/BRZが初優勝、昨年末には雑誌オプションの最高速企画においてはじめて300km/hの壁を破るマシンも登場するなど、さまざまなカテゴリで活躍しています。
2016年には初のマイナーチェンジも行われるなど、まだまだその勢いは止まるところを知りません。手に入れやすい価格のカスタムベースとしては、新型スイフトスポーツとの比較も気になるところ!? そんな86&BRZの出展車両にも注目してみました。

フェニックスパワーSPL 福井店京都店

2017年12月、月刊自動車チューニング雑誌『オプション』の最高速テスト企画で、86/BRZがはじめて時速300kmオーバーを記録しました。(記録:308.47km/h)そのマシンが、東京国際カスタムカーコンテストのチューニングカー部門で最優秀賞に選ばれた『ワークスZN6 最高速320km/h計画86』です。もちろんさまざまなチューニングが施されているのですが、いちばんのポイントは“車検対応のチューニング内容”でこの記録を達成したということ。86&BRZはユーザーが街乗りできる状態でも300km/hを出せるポテンシャルを持っているということを証明して見せたというわけです。

FA20エンジンは2.2リットルに排気量アップされたうえで、TD06-25Gタービンを装着して約550psを発揮。レース専用燃料などは使わず、ガソリンスタンドの普通のハイオクガソリンを使用しています。制御が簡単な前期型ではなく、後期型のECUでセッティングに挑戦しているのもこだわりなんだとか。

86/BRZでの最高速アタックは、恐怖感なくアクセルを踏めるサスペンションセッティングも重要。アラゴスタ製車高調をベースに、前後ともスプリングレートを14kg/mmにアップ。シフトアップ時に挙動が乱れないように、アライメントのトー変化を抑える改良も施されているとのこと。

スーパー耐久などでも実績のあるイングス製Nスペックエアロ(86後期用)に、抵抗を考慮してGTリミテッド純正ウイングの組み合わせ。内装はもちろんエアコンやオーディオなどもついたままの快適仕様。ストリートを楽しむユーザーへのフィードバックが前提なのです。

TRUST

前期モデルからリリースされていたT518Zタービンキットを、後期モデルにも対応させてきたトラスト。ターボキット対応のメインECUデータや、ラジエターやオイルクーラーなど、パワーアップに対応するための周辺パーツも充実のラインアップを取り揃えています。
またエンジンパーツ以外にも、地面に擦っても割れにくい柔軟なウレタン素材を採用した後期モデル対応フロントスカートを装着。オリジナルのサスペンションシステムに加え、D2製キャリパーキットで制動力も高めるなど、パワーアップとのバランスも考慮したトータルチューニングが実施された1台でした。

リヤピースのみ交換だったバージョン1、メインパイプを中間からデュアル構造にしたバージョン2に続く3モデル目となる『コンフォートスポーツマフラーGTS ver.3』。排気効率を追求したストレート構造に、インパクト抜群のデュアル4本出しデザインの組み合わせ。おなじモデル向けのマフラーを3種類も作っているくらいだから、細部へのこだわりも並大抵じゃない!?

KUHL-RACING-JAPAN/ROHAN

オリジナルワイドボディキットを、スムージング処理して装着してきたクールレーシングの86。ボンネットには、光を当てるとフェニックス柄が浮かび上がる魔法のようなカスタムペイントも施されていました。

CUSCO

オーバーフェンダースタイルを海外まで広げたブームの火付け役・ロケットバニーの86V3 Wide body kitを装着したクスコ86。スーパーチャージャーキットをはじめ、足まわりからボディパーツまでオリジナル製品でフル武装!!

AIMGAIN

レクサス風フェイスデザインと、ワイドフェンダースタイルが見事に調和したエイムゲインのGT-Fボディキットを装着したBRZ。ここまで仕上げれば車格がワンランクアップして見えちゃいますね。

Hurtling

ハートリングの『Solid&Joker』ボディキットを装着した86。フロントバンパーは織り目が目立つ12Kカーボンリップを装着したVARISとのコラボバージョン。HKS製スーパーチャージャーキットで、見た目に負けないパワーアップも図られているそうです。

[ガズー編集部]

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