車の法定点検サボるとどうなるの?ディーラーに聞いてみた
先日、愛車のTOYOTA 86を洗車中、助手席側の窓枠上に貼ってある数字の入った丸いステッカーの存在に気づきました。気になってそのステッカーの正体を調べたところ、法定点検の点検時期を示したものだということがわかりました。
法定点検とはその名の通り、「法令で定められた点検」ですが、あまりなじみがないのも事実。そこで今回は法定点検について、ネッツトヨタ東京株式会社のAREA86マスタースタッフ・二方治さんに伺ってみました。
受けないと保証対象外になる場合も
「法定点検とは主に、国が道路運送車両法によって定めた定期点検のことで、12カ月(または24カ月)に1回、ブレーキやステアリングなど、安全に関わる項目の点検が義務づけられています」
――点検はどこで行うのですか?
「定期点検は分解整備など専門性の必要な作業があるため、一般的にトヨタ車の場合、トヨタ販売店かトヨタ認定サービス工場で行ないます。クルマを買ったお店以外での点検も可能ですが、今後のアドバイスもしやすくなるので、購入店での点検がオススメです」
――点検を行わないと何かしらのペナルティがあるのですか?
「車検と違い罰則規定はありませんので、点検を受けなくても逮捕されることはありません」
――費用はかかりますか? 1カ月と6カ月の点検は無料でしたが、何が違うのですか?
「点検は有料です。ネッツトヨタ東京の場合、12カ月の点検のみで1万3000円(税抜)。オイルなどの消耗品を交換する場合は、2~3万円は必要です。1カ月と6カ月の無料点検は納車後のクルマに不具合がないかチェックするためにトヨタが指定しているもので、国が義務づけている法定点検とは根本的に異なります」
――結構な出費になりますね。罰則規定がないのなら受けなくてもいいのでは? と思ってしまうのが本音ですが。
「問題箇所の発見が遅れ、大きな故障につながってしまうケースもあるので、必ず点検を受けてください。また、法定点検を受けずにいた場合、不具合が生じてもトヨタの保証を受けられない場合がありますので注意が必要です。点検を受けなかったせいで、後々それ以上の費用がかかってしまったら元も子もないですよね」
――きちんと受けようと思います(汗)。私の86は昨年の7月に納車されたので、今年の7月で1年です。法定点検の案内はいつ、どのような形でもらえるのですか?
「1カ月前からダイレクトメールや電話でご案内しますので、日時を予約してください。来店の際に、メンテナンスノートをお持ちになるのを忘れずに。整備士が整備記録簿に詳細な点検内容(異常なし/交換/清掃/調整など)を記録するので、クルマの重要な整備履歴となります」
――二方さん、お忙しいところありがとうございました。
安心してクルマに乗るには欠かせない点検ということがわかりましたね。整備記録をカルテとして保管しておけば安心です。案内が来たらすぐに点検を受けに行きたいと思います!
(奥野大志/ノオト)
[ガズー編集部]
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