海外では別の名前? おなじみのクルマの別名とは?

日本車は今や全世界的に輸出され、さまざまな国と地域の道路を走っています。日本と同じ車種でも国によってハンドル位置やエンジンの仕様など細かい違いがあるのですが、クルマによっては車名が全く異なっていることもあるのです! 理由はさまざまですが、例えば車名がその国の言葉でネガティブな意味を持っているとか、すでにその名前が商標登録されてしまっていることなどが主な理由となります。それでは、どんな車種が海外では別の名前で呼ばれているのかチェックしてみましょう!

まず最初はプリウス α。日本ではハイブリッドカー、プリウスのステーションワゴン版で2列シートの5人乗りと、3列シートの7人乗りが選べるところが人気の車種です。こちらの車種、北米やオセアニア地域では「プリウス v」、欧州地域では「プリウス +」と名前が変わります。また、プリウス vは5人乗りのみ、プリウス +は7人乗りのみのラインナップとなるところも日本仕様と違うところです。ちなみに日本では「アクア」という名前でおなじみのコンパクトハイブリッドカーも、海外に行くと「プリウス c」となり、プリウスシリーズの一員となるのも面白いですね。

続いてはエスティマです。1990年のデビューから数えて3代目の現行モデルも海外へ輸出がされています。北米(初代のみ)やアジア地域向けは「PREVIA(プレビア)」、オセアニア地域向けは「Tarago(タラゴ)」という名前になり、日本では販売されているハイブリッドモデルは存在しません。

最後はスポーツモデルであるTOYOTA86です。こちらもさまざまな国に輸出されているモデルですが、アジア・オセアニア地域ではそのまま「86」、欧州地域では「GT86」、そして北米地域ではトヨタの若者向けブランドである「Scion(サイオン)」から「FR-S」という名前で販売されています。86という名前は使われていませんが、フェンダー部分のエンブレムは国内仕様と同じく86という数字をあしらったものが使われています。

 

いかがでしょうか? 同じクルマでも名前が変わるだけでかなり印象が変わりますよね。これ以外にもまだまだ存在しますので、海外メーカーのサイトをのぞいてみるのも面白いですよ!

(小鮒康一+ノオト)

[ガズー編集部]