バッテリーが上がってしまったら? ジャンプスタートの方法

クルマが走るために絶対に必要なものと言えばなんでしょうか? ガソリン? いやいや、今はガソリン以外の燃料で走るクルマも存在しています。

答えは「電気」。ガソリン車もディーゼル車も、電気自動車も、エンジンを始動させるためにはバッテリーから供給される電気が必要なのです。しかし、バッテリーが劣化していたり、ライトなどを消し忘れてしまったりすると、バッテリー上がりを起こしてしまうことも。そうなるとどんなにセルを回しても、スタートスイッチを押してもエンジンはかかりません。そんなときは、他のクルマから電気をお借りしてエンジンをかけるという手段、いわゆる「ジャンプスタート」でエンジンを始動させるのが一般的です。やり方は、ご存じですか?

ブースターケーブルを用意しよう

ジャンプスタートをするには、バッテリー同士をブースターケーブルでつながなくてはなりません。このブースターケーブル、どんなものでもいいというわけでなく、バッテリーの容量に応じたものを使わないとエンジンがかからないだけでなく、火災の恐れも……。基本的にケーブルが太いものほど高い電圧に耐えることができるようになっているので、余裕があれば太めのケーブルを用意するといいでしょう。

救援するクルマを用意しよう

ブースターケーブルでバッテリーをつなぐためには、車両をつなぎやすい位置に移動しなければなりません。車両によってはエンジンルームではなく、トランク内や床下にバッテリーが装着されている車種もあるので、事前にチェックしておきましょう。また、クルマには12ボルトと24ボルト、2種類の電圧が存在しています(かなり古い車種ですと6ボルトのものもあります)。24ボルトはトラックなどの商用車や一部のSUV車に多いのですが、異なる電圧の車両でジャンプスタートをしようとするとトラブルの原因になりますので、しっかり確認しましょう。

ブースターケーブルをつなぐ順番に注意!

準備が整ったらいよいよブースターケーブルをつなぎます。ここで絶対に守らなければいけないのがつなぐ順番。これを間違うとエンジンがかからないだけでなく、車両のトラブルや最悪の場合、火災の恐れもあります。

つなぐ順番はバッテリーが上がった車両のプラスから救援車のプラスへ、救援車のマイナスから上がった車両のマイナス(もしくはアース)へとつなぎます。上がってしまったクルマのプラスからスタートして、一筆書きで戻ってくるイメージで覚えてくださいね!

そして、ケーブルをつないだら、救援側の車両のエンジンをかけ、数分アイドリングさせた後でバッテリーが上がってしまったクルマのエンジンを始動させます。上手くエンジンが始動できたら、エンジンをかけたまま、もしくはしばらく走行してバッテリーに充電をさせましょう。自動車には「オルタネーター」という発電機が搭載されており、エンジンが始動しているときにバッテリーへ充電されるようになっているのです。

それでもバッテリーがすぐに上がってしまうようであれば、バッテリー自体が寿命を迎えているか、オルタネーターが故障している可能性があるので、速やかに点検をお願いしましょう。なお、車種によってはジャンプスタートが不可能なものもありますので、説明書をよく読み、不安ならば無理をしないことも大切ですよ!

(小鮒康一+ノオト)

[ガズー編集部]