高速道路で給油できない長距離区間・ワースト3

長距離ドライブで気をつけたい、ガス欠。高速道路のSA(サービスエリア)は、50km間隔を目安に設置されていますが、中にはSAが長距離にわたって設置されていない、もしくはSAはあってもガソリンスタンドが設置されていないという区間が存在しています。中には、150km以上ガソリンスタンドがない路線も…。そこで、高速道路で給油できない長距離区間のワースト3を調べてみました。

第3位

舞鶴若狭道 西紀SA~北陸道 南条SA:約163km

舞鶴若狭道では、京都府から福井県まで160km以上にわたってガソリンスタンドが設置されていません。そのため、西紀SAより手前の区間には、西紀SAを過ぎると給油できないことを警告する標識も立っており、燃料切れを防ぐ注意を促しています。

しかも、西紀SAのガソリンスタンドは上下ともに24時間営業ではなく、7時から22時までの営業です。この時間外は、西紀SAでも給油は不可能。実に200km近く給油ができない「魔のエリア」となっていますので、くれぐれも注意が必要です。

第2位

北関東道 笠間PA~上信越道 横川SA:約173km

笠間PAは、北関東道で唯一のガソリンスタンドPA。ここを過ぎると、上信越道へ向かう場合は173km離れた横川SAまでガソリンスタンドはありません。両エリアともガソリンスタンドは24時間営業ではありますが、このエリアへ入る前には必ず給油の確認をしておきましょう!

第1位

道東道 足寄(あしょろ)IC~由仁(ゆに)PA:約175km

日本で給油できない長距離区間の第1位は、北海道にある道東道エリアでした。NEXCO東日本では、この区間での給油トラブルを緩和するために、途中にある十勝清水ICであれば、給油する目的で一時的に降りても、乗降にかかる高速料金は取らないという政策を行っています。

今回はワースト3をあげましたが、150kmを超えて給油のできない区間は、全国にもまだまだたくさんあります。高速道路を管轄するNEXCOは、もちろんこうした事態を傍観しているわけではなく、東海北陸道の福光ICをモデルに、ETC車であれば給油での乗降に関して自動で無料にするという「路外給油サービス社会実験」を行っています。また、今後もこうした給油トラブルを未然に防ぐために、ガソリンスタンドの設置は増やしていきたいとのこと。最近のクルマは燃費が良いからと過信するのは要注意! ガソリンの給油はこまめにしておくことが大切です。

(ヤマウチ+ノオト)