東京モーターショー2017で配布されたプレスキットたち

2017.11.02 10:00

11月5日まで一般公開している「第45回東京モーターショー2017」。一般公開の前に報道関係者のみが入場できる「プレスデー」というものがあります。出展メーカー（メーカー）は、このプレスデーで展示物の紹介や今後の方針の発表を行います（プレスカンファレンスという）。筆者も含め報道機関者は、ここで見聞きしたものをベースに記事や映像ニュースなどを作って皆様にお届けしているのです。

ここで報道関係者は、名刺と引き換えにプレスカンファレンスの資料を受け取ります。それが「プレスキット」です。近年は紙資料だけではなく、DVDやUSBメモリー、もしくはQRコードが印刷してあるカードなど形状も多彩です。
「せっかく足を運んでくれて取材してくれるのだから……」というお礼の意味も込めて、資料とは別に記念品をプレゼントしてくれるメーカーもあります。

今回はそんな記念品を紹介していきます！

■ペーパーナイフ？　オシャレなマツダの記念品かと思いきや……！

最初にマツダブースでいただいた記念品です。流れるようなデザインが特徴のコンセプトクーペセダン「VISION COUPE」、次期アテンザのコンセプトとも言われている「魁 CONCEPT」と美しいクルマが展示されています。

そんなブースですから、プレスキットもまたオシャレ。ズシリとした重みを感じながら開けてみると、これまた流線型のアイテムが…。「ペーパーナイフ？バターナイフ？」と思いながら見てみると、USBのクチが。そう、これはプレスカンファレンスの資料が入ったUSBメモリーなのです。容量は4GB。マツダの徹底したデザインへの情熱が感じられる一品でした。

■初見では「？」なBMWのプレスキット

その登場が近いと期待が集まる「新型スープラ」とプラットフォームを共有する「新型Z4」のコンセプトカー「コンセプト Z4」、そしてスポーツクーペ「コンセプト 8シリーズ」が展示されています。またフルモデルチェンジを果たしたハイパフォーマンスモデルサルーンカー「M5」やより過激になった「M4 CS」が日本初お披露目となっていました。

「プレスキットを頂けますか？」と受付に尋ねるとコンセプト 8シリーズのイメージがオシャレな一枚のプラスチック製のカード。左中心部の膨らみに秘密あり。上からちょっと押すと薄型USBメモリーが飛び出してきます。意外とこのギミックに気付きにくいものです。容量は8GB。その大半は展示車両の高画質画像とプレスリリースになっていました。

■筆者的に嬉しい日産車体のプレス記念品

次は日産自動車の救急車やタクシーといった特装車・商用車や高級ミニバン「エルグランド」、北米市場向けのモデルを生産している日産車体。今年は最新の高規格救急車（救急救命士による救命処置が行える救急車）の「パラメディック・コンセプト」などを展示しています。

ここではミニカーをプレス資料と一緒にプレゼントしてくれました。日本だけではなく、アメリカでも活躍している「NV200 タクシー」のトミカです。今年7月に一般にも販売されています。プレゼントされたのは、一般では“初回特別仕様”と言われている国内カラーリング。ちなみに通常仕様のものは、NYC（ニューヨークイエローキャブ）仕様になっています。またミニカーが入っていたケースも、実車イメージの特別仕様でした。

■実用性はNo.1？　グッドイヤーのカーアイテム

毎回超先進的なコンセプトタイヤを発表するグッドイヤー。AI技術を搭載、周囲の情報をネットワークで獲得共有し、状況に応じて変形し最適な性能を常に発揮する近未来タイヤ「Eagle 360 Urban」、タイヤにかかる圧力か熱を電気変換するタイヤ「BH-03」、状況に応じてタイヤのトレッドパターンを変化させるモーフィングタイヤ「TripleTube」を展示しています。