本日発表! カー・オブ・ザ・イヤー歴代受賞カーを振り返る

年の瀬も迫り、今年の一番のクルマを決める「カー・オブ・ザ・イヤー」が本日発表されます。そこで、今回は、過去にどんなクルマが選ばれたのかを振り返ってみたいと思います。

昨年のカー・オブ・ザ・イヤー最終選考会の様子
昨年のカー・オブ・ザ・イヤー最終選考会の様子

日本で有名な「カー・オブ・ザ・イヤー」といえば「日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」と「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」のふたつ。「日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」は自動車メディアが中心になって決める賞で、「RJCカーオブザイヤー」はRJCというジャーナリストの団体が定める賞です。この2つの賞の過去20年ほどのイヤー・カーを並べてみました。

■日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)
2016-2017年 スバル インプレッサスポーツ/G4
2015-2016年 マツダ ロードスター
2014-2015年 マツダ デミオ
2013-2014年 フォルクスワーゲン ゴルフ
2012-2013年 マツダ CX-5
2011-2012年 日産 リーフ
2010-2011年 ホンダ CR-Z
2009-2010年 トヨタ プリウス
2008-2009年 トヨタ iQ
2007-2008年 ホンダ フィット
2006-2007年 レクサス LS
2005-2006年 マツダ ロードスター
2004-2005年 ホンダ レジェンド
2003-2004年 スバル レガシィ
2002-2003年 ホンダ アコード/アコードワゴン
2001-2002年 ホンダ フィット
2000-2001年 ホンダ シビック/シビック・フェリオ/ストリーム
1999-2000年 トヨタ ヴィッツ/プラッツ/ファンカーゴ
1998-1999年 トヨタ アルテッツァ
1997-1998年 トヨタ プリウス
1996-1997年 三菱 ギャラン/レグナム

■RJCカーオブザイヤー
2018年次 スズキ スイフト
2017年次 日産 セレナ
2016年次 スズキ アルト/アルトラパン
2015年次 スズキ ハスラー
2014年次 マツダ アテンザ
2013年次 日産 ノート
2012年次 日産 リーフ
2011年次 スズキ スイフト
2010年次 ホンダ インサイト
2009年次 スズキ ワゴンR/ワゴンRスティングレー
2008年次 マツダ デミオ
2007年次 三菱 i
2006年次 スズキ スイフト
2005年次 日産 フーガ
2004年次 マツダ RX-8
2003年次 マツダ アテンザ
2002年次 ホンダ フィット
2001年次 ホンダ シビック/フェリオ
2000年次 日産 セドリック/グロリア
1999年次 スバル レガシィ/ランカスター
1998年次 トヨタ プリウス
1997年次 マツダ デミオ/フェスティバミニワゴン

こうして並べてみると、ほとんどの年で、それぞれにイヤー・カーが異なっています。しかし、そんななかでも両方の団体から賞を得たのが1997-1998年の「トヨタ プリウス」、2000-2001年の「ホンダ シビック/フェリオ/ストリーム」、2001-2002年の「ホンダ フィット」、2011-2012年の「日産 リーフ」は大したもの。誰もが認める名車なのでしょう。

ホンダ フィット2001年~2002年のモデル。両方の団体からカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した
ホンダ フィット2001年~2002年のモデル。両方の団体からカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した

また、近年のマツダの快進撃は驚くべきものがあります。2012-2013年の「マツダ CX-5」から2014年次「マツダ アテンザ」、2014-2015年「マツダ デミオ」、2015-2016年「マツダ ロードスター」と連続で受賞しています。また、今年のRJCカー・オブ・ザ・イヤーの選出された「スズキ スイフト」は先代も先々代も受賞して、なんと今回で3連続! こういうクルマを名車と呼ぶのでしょう。

2018年次RJC カー・オブ・ザ・イヤー受賞のスズキ スイフト。カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)の2017-2018 10ベストカーにも選出
2018年次RJC カー・オブ・ザ・イヤー受賞のスズキ スイフト。カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)の2017-2018 10ベストカーにも選出

また、「日産 セドリック/グロリア」「マツダ RX-8」「ホンダ インサイト」「三菱 ギャラン/レグナム」「トヨタ アルテッツァ」「トヨタ iQ」「ホンダ CR-Z」などの消えてしまった車種たちも。イヤー・カーに選ばれても、生き残るのは難しいんでしょうね。

今年の残りの「日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」は本日、12月11日発表されます。どんなクルマが歴史に名を残したのでしょうか? ぜひ結果にも注目してみてください。

(文:鈴木ケンイチ 編集:ミノシマタカコ+ノオト)