バスの中がクラブに!話題の「パーティーバス」って一体なに?
クラブといえば、若い男女が集う夜の遊び場というイメージですが、最近ではちょっと事情が異なる模様。“クラブへ行く”のではなく、“クラブが来る”のだそうです。どういうことかと言うと、それは「パーティーバス」と呼ばれる移動式のクラブ。
インパクトのある外観に、チカチカ光が漏れるバスを見たことがある人もいるかもしれません。それがまさにパーティーバスです。ではこのパーティーバス、一体誰がどんな目的で使っているのでしょう? 今回はパーティーバスの運営を行う「PARTY BUS JAPAN」代表の佐藤さんにお話をうかがいました。
マンネリを打破したい幹事さんは注目!
パーティーバスとは「何も設備のないところでも楽しくパーティーができること」を目的に作られた、移動型のエンターテインメントバス車両のこと。
「自動車のレンタル業や販売業をやっている中で、『もっとおもしろい事業はできないか?』と思案して生まれたのが、このパーティーバスです。2014年にスタートし今に至ります。東京や大阪での宴会需要が中心ですが、フェスやイベントでもご利用いただいていますね」(佐藤さん)
現在パーティーバスでもっとも多い需要は、会社単位のパーティーやサプライズ演出なのだそうです。会社のイベントはいつも同じような内容になりがちで、マンネリ打破に頭を悩ませる幹事さんも多いもの。パーティーバスなら、手頃な料金でインパクトのある会が開けるというわけです。ちなみに利用料金は、50人乗りの場合、90分129,600円(税込み)のレンタル料に各種オプションが加わります。
「通常のクラブとは違い、パーティーバスは18歳未満のお子さんも入場可能ですので、幅広い年代の方に楽しんでいただいています。最近では外国人の方が観光に利用するケースも増えてきました」(佐藤さん)
DJブースにミラーボールまで完備する車内
パーティーバスの概要がわかったところで、気になるバスの車内を見てみましょう。
車内の作りは、バスとは思えないほど本格的。それもそのはず。くつろげるL字シートを中心に配置し、前方にDJブース、後方にはカラオケも楽しめる液晶画面を設置。そして前後には、お祭りなどで使われる本格的なスピーカーが3台搭載され、さらに中央にはLED照明によるミラーボールが輝きます。車内に足を踏み入れると、ここがバスであることを忘れてしまうほど。とはいえ、このいい感じの雰囲気ができ上がるまでには、試行錯誤の道のりがあったと言います。
「試作車両含めると、現在のバスは4台目になります。お客様の要望に応えたり便利さを追求したりするため、いろんな設備を追加してきました。例えば、冷蔵庫の設置やきちんとグラスがハマるドリンクホルダーなどは、初期には搭載されていなかったものです。また、過去の車両にはエアコンが設置されていないものあり、お客様を乗せると熱がこもってしまうなどもありました」(佐藤さん)
こうして一つひとつの問題点を解決し、現在の形へ。ちなみに、パーティーバスの窓ガラスには、スモークフィルムなどは貼られておらず、外からはチカチカ光り輝く車内が見えるようになっています。「最初はみなさん、外から見られることに恥じらいを抱かれるのですが、最終的には見られることに快感を覚える方が多いですよ」と佐藤さん。たしかにこんな特殊な遊びができたら、見られる心地よさもあるのかもしれませんね。
パーティーバスは90分からの時間貸し。利用時間や集合場所に合わせて、スタッフの方が休憩や記念撮影なども考慮したルートを事前に決めてくれる仕組みです(途中下車はできないのでご注意)。ひと味もふた味も違うパーティーを企画したいときには、パーティーバスを利用してみると周りをワッと驚かせることができそう。イベントの幹事さんになったら、パーティーバスを候補にしてみては?
※パーティーバスでは送迎に値する行為はできません。予めご注意ください。
▼PARTY BUS JAPAN
https://www.partybus-japan.com/
(取材・文:おおしまりえ 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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