懐かしのクルマ遊具のような筐体も登場!「ジャパンアミューズメントエキスポ2019」

アミューズメント向け大型筐体(きょうたい)ゲームなどの新製品が公開される「ジャパンアミューズメントエキスポ(JAEPO)2019」が、1月25日(金)~27日(日)に千葉県千葉市の幕張メッセ開催でされました。もちろん大型筐体ゲームの中には、クルマのゲームもあるもの。そこでJAEPOに出展された最新のクルマ関連ゲームをレポートします。

かつて遊園地で見かけた遊具のようなゲームに注目

いわゆる自動車の運転席を模したレーシングゲームは今回、少なかったのですが、その一方で多く公開された新製品が、かつて遊園地のゲームコーナーでよく見かけた、クルマの形をした遊具のような筐体でした。トラストのブースでは、「ちびっこPOLICE」という製品が。

見た目はコインを入れて動く遊具と大差はないように見えますが、注目は内部の19インチモニターです。

担当者によると「ドロボウを捕まえるゲームになっていますが、映像とハンドルが連動していて、実際にクルマを運転しているような感覚があります。アクセルを踏むとちゃんと加速するようにもなっていて、お子様にはかなり乗りごたえがあると思います」とのこと。運転中は左右にも動く仕掛けになっており、体感型のクルマゲームとして設計されているそうです。

クルマメーカーの監修が入った実車そっくりの筐体も!

「マインズ」というメーカーのブースでは、ホンダ・N-BOXカスタムをモチーフにした筐体がありました。実はこれ、実際にホンダにライセンスを取って作られたもの。N-BOX風にデザインされた車内は結構広々としているので、ブース担当者は「親子でも楽しめます」と話していました。こちらの筐体も、アクセルやハンドルを使ってモニターに映るクルマを操作可能です。

大型ショッピングモールが追い風になっている!?

ほかにも、ジープ型の筐体で、車内のモニターに出てくる敵キャラを倒すものなどもありました。そういったクルマの筐体のほとんどが、小さい子ども向けか親子で楽しめるような仕組みになっています。

大型ショッピングモールが増え、その中にアミューズメントコーナーが置かれることが多くなり、再び需要が伸びていることに理由があるそうです。かつてデパート屋上や遊園地のゲームコーナーにあったものと比べると、はるかにハイテクにはなっていますが、ある意味先祖返りしているようで興味深いですね。

従来のクルマ系筐体ゲームでは、湾岸ミッドナイトの新作が話題に

従来のアミューズメントセンター向けの筐体ゲームに関しては、「バンダイナムコアミューズメント」のブースで「湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 6」が試遊できました。同ゲームは、2018年7月に全国のアミューメントセンターなどで稼働を開始した筐体で、以前までの“2台対戦”から一気に“4人対戦”が可能になったのが特徴です。

本物さながらの高速道路をトヨタや日産、シボレーやBMWといった国内外のメーカーのさまざまな車種で速さを競えるのが魅力です。最新作からはポルシェも参戦。試遊に訪れていた神奈川県在住の30代男性は「湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE4」以来やっていなかったけど、車種も凄い増えたし、もう一度やってみたくなりました」と話していました。

クルマゲームというと、「グランツーリスモ」などのイメージが先行しますが、こうした大型筐体ゲームの進化はとまりません。大型ショッピングモールやアミューズメント施設に行ったら、ぜひこうした大型筐体ゲームで遊んでみてくださいね!

▼ジャパンアミューズメントエキスポ
URL:http://www.jaepo.jp/top.html

(取材・文:写真:斎藤雅道 編集:木谷宗義+ノオト)

[ガズー編集部]

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