空港の中にサービスエリア? 空と道を繋げる場所「EXPASA Cafe羽田」
空港といえば、もちろん飛行機に乗ってどこかに行く、または帰ってくるターミナルになる場所ですが、東京国際空港(羽田空港)国際線旅客ターミナルには、高速道路で見かけるEXPASAの看板があります。一体、なぜ空港にサービスエリアが? さっそく取材してきました。
高速道路のEXPASAと同じ?
羽田空港 国際線旅客ターミナル5階の「TOKYO POP TOWN」内に、「EXPASA Cafe 羽田」はあります。POPカルチャーと呼ばれるキャラクター店やトイグッズが扱う店舗が並ぶ中で、落ち着いた雰囲気を放つカフェです。
入り口には「EXPASA Cafe羽田」と書かれており、高速道路を使う人なら一度は見たことがあるであろうサービスエリアの豪華版「EXPASA」の看板、そしてその色合いは中日本高速道路(NEXCO中日本)のコーポレートカラーのオレンジ色。まさしく、高速道路で見かけるEXPASAと同じ雰囲気です。
運営は、NEXCO中日本管内のサービスエリア運営や自動販売機の管理、事業領域拡大のためのテナント運営を行っているグループ会社、中日本ハイウェイ・アドバンス株式会社。高速道路ネットワークで培ったノウハウを活かして、日本はもちろん海外から来る旅行客と中日本地域との触れ合いの場所として設置したそうです。そのため店内では、大型モニターで富士山の映像を流したり、4カ国版の高速道路マップを無料配布したりするなど、海外からの来日客に対して中日本地域をアピールしています。
飛行機の離発着を目の前に見られる
EXPASA Cafe羽田は展望デッキと同じフロアにあり、デッキの先に飛行機が離発着をしている様子が見られます。特に7席あるカウンターは少し高くなっており、その分よく飛行機を眺めることが可能です。
テーブルにセンターラインが引かれていたり、カウンター席にNEXCO中日本の事業を示すジオラマが設置されていたり、随所に高速道路を感じるエッセンスも。
カウンターの上に置かれた、各国の国旗の折り紙で作られた折り鶴は、スタッフのアイデアで生まれたもので、外国のお客様にプレゼントすることもあるそうです。
カフェという名前から軽食やドリンクメニューが想像されますが、しっかりした食事メニューからお酒までメニューは充実。中でもロースカツカレーは一番人気で、朝から夜までどの時間帯も良く注文が入るそうです。カスタードプリンやエクレア、シフォンケーキ、スフレチーズケーキといったスイーツメニューもたくさんありました。おいしいビールを出す認定店でもあるそうです。
- 左上から時計まわりにシフォンケーキ(360円税込、以下同じ)、スフレチーズケーキ(390円)、カスタードプリン(280円)、エクレア(260円)
飛び立つ飛行機を眺めながらカフェを楽しもう
国際線旅客ターミナルにあることから、お客様は日本人だけでなく、海外の方も大勢いらっしゃるとのこと。飛行機の向かう地域ごとにフライトの出発時間が大まかに決まっているため、その時間帯になると、自然といろいろな文化や言葉を耳にできるそうです。スタッフも、自然と外国語が身についてきていると言います。
営業時間は8:00~22:00、年中無休で客席数は店内23席とテラス席16席の計39席。夜はほのかに暖かさを感じる柔らかい光となり、夜空に飛び立つ飛行機を眺めながら過ごせます。出発までの時間を過ごすだけでなく、空港を楽しむためにくる方も多いそう。フライトの予定がない方も、EXPASA Cafe羽田を訪れてみてはいかがでしょうか?
▼EXPASA Cafe羽田
http://www.highway-advance.co.jp/
<取材・文・写真:雪岡直樹 編集:木谷宗義+ノオト>
[ガズー編集部]
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