1044台が集合!ロードスターファンによるロードスターファンのための「軽井沢ミーティング2019」
5月25日(土)~26日(日)の2日間、軽井沢プリンスホテルとプリンススキー場駐車場で「軽井沢ミーティング2019」が行われました。このミーティングは、1993年にスタートしたロードスターファンによるロードスターファンのためのミーティングで、今年で26回目。今回はその2日目の模様をご紹介します。
参加車両の数、1044台!
2日目となる日曜日は、全国から集まったロードスターオーナーの交流を中心に、開発メンバーによるトークショーなどが行われます。今年、全国からやってきたロードスターは、なんと1044台! 中には、自身のロードスターで参加している、マツダの社員もいるそうです。
なお、このイベントは有志の実行委員会が中心となって行っていますが、実行委員たちも全員が参加者。一般の参加者と同じように参加料金を支払い、裏方を楽しむと同時に、イベントを楽しんでいます。
会場に入る前からイベントは始まっている?
イベントは、会場に到着する前から始まります。1000台を超えるロードスターがやってくるのですから、会場周辺の道路はロードスターだらけ。そこで行われるのが、挨拶です。対向車のロードスターに手を振り、コンビニに駐車しているロードスターに手を振り、手を振られた方はそれに応え……と、オーナー同士で挨拶を交わします。
このような光景を多く目撃するのは筆者にとって初めてで、とても印象深いものでした。そして手を振っている全員が笑顔なのも印象的で、2001年から掲げられている軽井沢ミーティングのキャッチコピー「笑顔。逢える。」という言葉通りだと実感しました。
開会式が行われて正式にスタート!
メインテントで開会式が行われると、軽井沢ミーティングはスタートです。開会式の次に行われたのは、ペダルカーレース!
5歳までの子どもを対象にしたレースで、使われる車両はNAロードスター(のペダルカー)。車両は実行委員が大切に保管しているものを使いますが、中には親御さんが自前のロードスターペダルカーを持ち込むというケースも。25年以上も続くイベントだけあって、このペダルカーレースの経験者が、実車のオーナーになって軽井沢ミーティングに参加する例もあるそうです。
集まったロードスターが駐車している場所では、ロードスターのボンネットを開けてカスタムポイントを聞き合ったり愛車の近くでフリーマーケットを開催していたりと、オーナー同士の交流が行われていました。ショップがブースを出して、パーツやグッズを販売するのもイベントの定番です。
次期ロードスターはどうなる?
メインテントでは、マツダの開発メンバーを中心にしてトークショーを開催。午前の部では26年ロードスターの開発に携わっている山口宗則さん、ロードスターチーフデザイナーの中山雅さん、そして新しくロードスター開発主査になられた齋藤茂樹さんらが、午後の部では初代ロードスターの商品企画に携わった福田成徳さん、2代目、3代目ロードスターの開発主査を務めた貴島孝雄さんといった方々が登壇し、それぞれのロードスターの開発秘話が語られました。
参加者からの質問コーナーでは、パーツ再販や次期ロードスターに関する質問も。次期ロードスターについては、「まだまだNDロードスターを深化させていく」「現在のロードスターを含めて、より低速でも楽しいクルマにしたい」とのこと。
ちなみに軽井沢ミーティングは2012年以降、ずっと晴天で開催されています。その背景には熊野皇大神社へ晴天祈願があるそうで、この日もイベント中に参加者全員で来年の晴天を祈願しました。
30周年ならではの記念イベントも
初代モデルであるNAロードスターが登場して、今年で30周年。そこで、それを祝う署名が行われました。署名をするのは最新のNDロードスター。この署名は10周年、20周年のときにも行われており、そのときの車両も展示されました。
みんなが笑顔で逢える場所
最後に閉会式が行われ、軽井沢ミーティング2019は閉幕です。最後まで笑顔で溢れていて、一般の参加者はもちろん、実行委員会の参加者も含めて、ここにいる誰もが心からロードスターを愛し、この日を楽しみにしていたことが伝わってきた1日でした。この世に愛されるクルマは多くありますが、このように暖かく愛されるクルマはなかなかないでしょう。実行委員会の方にお話を伺うと、「以前より、若い方や2名乗車での参加が増えている印象で、ロードスターが次の世代に受け継がれると感じます」と話してくれました。
解散となった15:00以降は、帰路につくロードスターが周辺道路で見受けられましたが、ここでもそれぞれのオーナーが笑顔で手を振りあっていました。来年もまた「笑顔。逢える。」、そんな光景を見たいものです。
(取材・文・写真:西川昇吾 編集:木谷宗義+ノオト)
<関連リンク>
軽井沢ミーティング
http://www.karuizawa-meeting.com/
[ガズー編集部]
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