今年のテーマはフィアット!中部地区最大級の欧州車イベント「ミラフィオーリ2019」
6月2日(日)、愛知県長久手にある「愛・地球博記念公園(通称・モリコロパーク)」で、欧州車の祭典「ミラフィオーリ2019」が開催されました。
カーイベントの多くは「フランス車」「トヨタ車」「スカイライン」など、国やメーカー、車種ごとに行われますが、ミラフィオーリは欧州車であれば車種も年式も問わないスタイル。「チンクエチェント博物館」主催、車のコミュニティサイト「カーくる」運営のもと、2011年から開催されており、中部地区で最大級の欧州車イベントとなっています。
トークショーはおなじみ、嶋田智之氏!
ミラフィオーリには毎回、自動車ライターの嶋田智之氏がトークゲストとして登場します。嶋田氏は、このイベントの総合解説者のようになっており、アシスタントの早川あゆ美さんとともに、絶妙な解説をしながら会場内を回りました。嶋田氏の軽妙な語り口とクルマに対する知識は、参加していた人たちの笑いと関心を誘います。また今年はフィアット120周年であり、アバルトにとっても70周年に当たる日でもあります。嶋田氏は、過去にフィアット500を使ったラリー「ローマチャレンジ」に関わっていたエピソードも話されたほか、エントリーしていたドライバーである眞貝知志氏を交えてのトークには、嶋田氏もチンクエチェント博物館館長である深津浩之氏も語りに力が入っていました。
- 自動車ライターの嶋田智之氏(中央)と
- 謎の着ぐるみによるパフォーマンスもミラフィオーリの恒例
本部テント前には多くのフィアット車とアバルト車が勢ぞろいし、あらためて多くのフィアット&アバルト、とりわけ現行500のユーザーの熱さが伝わる思いでした。
カーグッズからガレージハウスの提案まで
展示会場には、一般の参加者枠とは別に企業ブースエリアも設けられていました。オイル、コーティング、カー用品グッズはもちろん、移動販売のカフェ、レンタカーに車両販売、果てはガレージハウスまで、幅広いジャンルのブースが並び、参加者を楽しませます。
今年は特に天候が曇りだったこともあり、涼しげな風が吹くモリコロパークには人の姿があふれていました。実際、出展ブースの方からも「雨でも晴れでもお客さんたちは屋根の下からなかなか出てこないのですが、今年は涼しさも手伝って多くの人出があり、想像以上に良かったです」と、そんなお話が聞こえてきました。
また、会場内にはセグウェイの試乗ブースがあり、希望者はミラフィオーリの本部裏にて簡単な講習を受けると、実際に公園内の散策の旅に出られます。緑の公園内をゆっくりと走るセグウェイ。考えてみれば、これほどこうした公園にマッチする乗り物もないかも知れません。
決めてはじゃがいも!? 5台の受賞車両
終盤にはじゃんけん大会とコンテストの授賞式が行われました。このコンテストにはスーパーカー、ファンカー、カスタム、ファミリーとテーマ車(今年はフィアットとしてLoveフィアット)の各部門が用意され、ミラフィオーリ実行委員により今年もすばらしいエピソードやアイデアを盛り込んだクルマが選ばれました。
- スーパーカー部門:フェラーリ308GTS
- ファンカー部門:ポルシェ356
中でも会場を盛り上げたのは、授賞式の最中に「じゃがいも色」と称されたカスタム部門のフィアット500。全体をじゃがいもで装飾するという、多くの方の予想の斜め上を行くアイデアでした。
- カスタム部門:フィアット500
- ファミリー部門:アルファロメオ33
- Loveフィアット部門:フィアット500
今年も盛況のうちに終了したミラフィオーリは、2011年に初めて開催されてから9年目。次回はついに10周年を迎えます。クルマを取り巻く環境は変わりつつありますが、これからもここには多くの参加者やさまざまなクルマが現れることでしょう。そして、その「皆で楽しみたい」という思いは変わらずにあることと思います。
(取材・文・写真:きもだこよし 編集:木谷宗義+ノオト)
<関連リンク>
ミラフィオーリ 総合ポータルサイト
https://carcle.jp/UserProfile?UserID=1386
[ガズー編集部]
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