ミリタリーカメラマンに聞く! アメリカ格安ドライブ旅行のススメ4 ~スマホでお得なドライブ編~
昨年、「アメリカ格安ドライブ旅行のススメ」と題して、ミリタリーカメラマンの布留川司さんにアメリカでのドライブ旅行のノウハウを聞きました。しかし、お話を聞いていると、まだまだ工夫の余地があるようです。そこで今回は、スマートフォンを使った上手な旅の仕方についてお聞きました。
Google マップで口コミを事前にチェック
第1回の「レンタカー編」では、アメリカで長期間レンタカーを借りる場合、カーナビはレンタルよりも購入した方がお得だというお話を聞きましたが、それに加えてスマートフォンのマップ機能を使うとさらに効率がいいそうです。
- スマートフォン用車載フォルダーは非常に便利。エアコンの吹出し口に取り付けるタイプは、数ドルでガソリンスタンドで購入可能
「特別なアプリをダウンロードしなくても『Google マップ』があるだけでかなり便利ですね。アメリカは、どんなローカルでもエリアごとにわかりやすい住所になっているから、よほど入り組んだ細かい区画の場所でない限り、街中でもカーナビの必要がないと思うくらい高精度です」(布留川さん)
「定番のアプリ『Google マップ』が非常に便利でした。最近のスマートフォンのGPSの精度は高く、よほど入り組んだ細かい区画の場所でない限りは、自分の位置を見失うことはありませんので、カーナビの代用品として十分に使えます」(布留川さん)
なぜ、カーナビがあるのにGoogle マップを使用するかというと、ひとつにはガソリンスタンドなどの評価の表示があるからだとか。
「日本でもネットの店舗に辛辣な意見を言うレビュアーがいますが、アメリカ人も批判を書き込むのが好きな人がいるらしく、『このガソリンスタンドはすごく高い』と書かれていたり、フロントガラスについた虫を落とす窓ふきについて『干からびたバケツに放置されていて使えない』というレビューがあったりします。もちろん、『このガソリンスタンドがお得だ』という情報もありますよ」(布留川さん)
それ以上に重要だというのが、これから通る道路か有料道路か無料なのかがわかること。
- オフラインマップ機能を使えば圏外のエリアでもマップが使える
「実体験ですが、古いカーナビだと間違って有料道路に案内されることが多いんですね、アメリカは州によって、有料道路がたくさんあります。通行料は数ドルなので支払いをすればいいんですが、現金を使えないところも多く、うっかり行ってしまうとやっかいです。人が料金所にいれば『現金しかないんだけど』と言えば問題ないときもあります。しかし、いない場合は後日振り込みになるので、その場合かなり面倒です。忘れると次に渡米したときに罰則金を払うなんてことも……」(布留川さん)
アメリカの有料道路は、現金やクレジットカードではなくETCのような専用端末での支払いのみの対応の場合も多いとか。レンタカーにETC車載器が備え付けられていることも多いそうですが、それでも問題があるそう。
「州によってETCのような端末の仕様が違うんです。すべてに対応した端末もありますが、その準備をするなら有料道路を避ける方が楽だし、コストもかからなくていいですね。Googleマップではルート検索で有料道路を回避するオプションがあるので、かなり便利だと思います」(布留川さん)
お得に使うならSIMにも注目
アメリカでスマートフォンを使う場合、SIMフリーの機種を購入し、短期の旅行ならチャージ式のプリペイドSIM、数週間単位の長期になる場合は定額制のSIMを用意するのがいいそうです。
- 数千マイル走ってもこの程度のデータ量
「チャージ式のプリペイドSIMだと、走っている最中に通信量を使い切ってしまって突然、案内が止まってしまい、チャージする場所を探すのにも苦労します。短期なら問題ないですが、長期の旅行の場合は定額制のものがオススメです」(布留川さん)
もちろん、トラックストップやモーテルの情報を探るにもスマートフォンは活躍します。車内なら充電環境の心配もないので、スマートフォンとドライブ旅行は相性がいいのだそう。アメリカをクルマで移動するときには、ぜひ覚えておきたいTIPSですね。
▼取材協力
布留川司
https://twitter.com/wolfwork_info
(取材・文:斎藤雅道 写真:布留川司 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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