極上ノーマル車も現存!「スープラ全国オフ2019」でオーナーインタビュー ~70スープラ編~

10月13日(日)に予定されていたSOC(スープラオーナーズクラブ)全国ミーティング。しかし、当日は台風19号が直撃。このまま今年は中止か……とも思われましたが、オーナーズクラブ会長の奮闘により、11月4日(日)に開催されました。

開催地となった静岡県裾野市の「帝人アカデミー富士」には、新旧さまざまな約250台ものスープラが集結。今回は、その中からJZA70型スープラ(以下:70スープラ)のオーナーさんに、スープラの魅力や愛車への想いをお聞きしました。

グループAに憧れて

新車から30年、ワンオーナーで乗られているというこちらのスープラ。グレードは、グループAのホモロゲーション獲得のために500台限定で生産された「ターボA」です。オーナーさんは、グループAで活躍するスープラに憧れて、このターボAを購入したのだそう。

「グループAに影響を受けた世代なので、それに憧れてこのクルマを購入しました。結婚や出産があって、一時期寝かせていた時期もありましたが、どうしても手放すことができなくて、30年間ずっと所有しています」

ただ所有しているだけでなく、サーキットでその走りを堪能していて、チューニング内容もこだわりがあります。

「このターボAには専用開発のタービンが装備されているので、それを活かすチューニングをしています。タービンはノーマルのまま、そのほかを改良して、出力は約500馬力。富士スピードウェイのベストタイムは2分を切っていて、80スープラにだって負けませんよ!」

まさにグループAマシンのストリート仕様といった印象。今後も元気に走り続けてほしい、そんな1台です。

探し求めた条件

70スープラを3台も所有しているというこちらのオーナー。全国ミーティング当日に乗ってきたのは、最初に手に入れたというワインレッドの2.0GTでした。

「70スープラが好きでほかにも2.5のツインターボや、排気量アップをして3.0リッター仕様にしたクルマを持っています。でも、一番思い入れがあるのは、この2.0GTです」

このクルマは、80スープラが登場したての頃、70スープラがどうしても欲しくて探し回って手に入れたものだそう。見つけた時は、好みの仕様で即買いしたと言います。

「いくつもの中古車店を探して回って、ワインレッドでデジタルメーターのエレクトロニクス仕様という、探していた条件にピッタリのクルマが見つかったので、すぐに購入を決めました。若いころに無理して買ったので、いろいろな思い入れがあります。ほかの2台は手放しても、この2.0GTだけは最後まで乗りたいですね」

中古車は縁と言いますが、まさにこのワインレッドの2.0GTは縁があってオーナーさんの元にやっってきたのでしょうね。

70スープラ「近代化改修」仕様

一見するとノーマル車両に見た目のこの70スープラは、エンジンを見てびっくり。なんと1JZ最終のVVT-i仕様が搭載されていたのです!

「70スープラは乗って5年ですが、このエンジンとは実に10年以上の付き合いになります。実は、このエンジンが載るクルマを探して乗り換えたんです(笑)」

以前はこの1JZが搭載された別のクルマに乗っていて、乗り換えの決断を余儀なくされた時に、この70スープラを見つけたそう。

「70スープラの最終期には1JZ搭載グレードもあったので、載せ換えることもできるだろうと思い、箱がしっかりしたものを探してこのスープラに決めました。一時的に知人の70スープラを預かっていたのも、70スープラに乗り換えるきっかけとなりましたね」

エンジン自体はすんなりと収まったそうですが、ハーネスや制御類に苦労したと言います。しかし、その苦労の甲斐あってか、近代化改修された70スープラは、日常の街乗りでもとても快適とのこと。70スープラに長く乗る一つのアイデアとも言えるかもしれませんね。

多くの人がキレイと絶賛!

鏡のように景色が映り込むこのワインレッドの70スープラは、会場でも大注目。「キレイ!」と絶賛されていました。オーナーさんにお話を聞くと、このボディカラーと「基本純正」にこだわりがあるそうです。

「最初に買ったクルマがワインレッドで、そこからほとんどワインレッドのクルマしか乗っていません。このクルマは、一度オールペンしています。その時は、まだゴムモール類が手に入ったので、そのあたりも一新しました。洗車は、水洗いと抑え拭きだけにこだわっています!」

カスタムの仕様はもちろん、日々のメンテナンスも「基本純正」にこだわるオーナーさん。そのお話から、愛車を大事にしていることがわかります。

「ホイールを換えて若干、車高を落としていますが、それ以外は特に手を加えていません。新車の機能を残すことがこだわりで、車高を落とすのもTEMSを活かすため、車高調整式サスペンションを使わずにダウンサスで落としています。車検や定期メンテナンスも同じトヨタディーラーでのみ行っています」

純正の機能にこだわりがあるオーナーは、TEMS機能が表示されるデジタルメーターがお気に入りのポイントと語っていました。

スタイリングに惚れた若手女性オーナー

長年にわたって所有しているオーナーが多い印象の70スープラ。しかし、購入して約2年半という女性オーナーに出会いました。

「リトラクタブルヘッドライトが好きで、このスタイリングに惚れて購入しました。とても状態がいい個体だったので、前オーナーさんには感謝していますね」

購入時、なんと2.6万キロという低走行でノーマル車だったそう。これだけ状態のいい個体はめったにないため、オーナーさんは純正そのままのスタイルで乗っています。

「オーディオなども、純正そのままにしています。キレイな個体だったので、可能な限りこの状態をキープしたいです。幸いなことに、まだ大きなトラブルは出ていません」

このスープラを手にしてからは長距離ドライブに出かける機会も増えて、すでにたくさんの思い出を作っているそう。これからも、さらに思い出を増やしてほしいと感じるオーナーとスープラでした。

こだわりを持って所有するオーナーが多いクルマだけに、お話を聞くとあふれる想いやたくさんのエピソードを聞くことができました。好きなクルマに乗れるオーナーもですが、オーナーに愛されるスープラたちも幸せそうですね。

(取材・文・写真:西川昇吾 編集:木谷宗義+ノオト)

<関連リンク>
SOC(スープラ オーナーズクラブ)
http://supra.gr.jp/

[ガズー編集部]

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