【L1 RALLY in 恵那 2019】3年目の開催となった女性だけのラリーは、城下町の地域イベントとしてさらに充実!

11月10日(日)、岐阜県恵那(えな)市にて、女性ドライバーだけで行われるラリー「L1 RALLY in 恵那 2019」が開催されました。L1ラリーは、2017年の初開催から3年目。今年の大会も天候に恵まれ、25台ものラリーカーがその速さを競いました。

なお、今年は2020年に開催を控えたWRCラリージャパンのプレイベント「セントラルラリー Aichi/Gifu 2019」が近隣の愛知県、岐阜県で同日に開催され、恵那市の明智町には共通したSS(スペシャルステージ/競技区間)も設定されたため、足を運んだファンは世界戦に向けたラリーと女性だけのラリーの2つを1日で楽しむこともできました。

排気量の小さなL1-1クラスの車両が総合優勝

昨年同様、メイン会場となる恵那市役所で行われたセレモニアルスタートで、L1ラリーは幕を開けます。総移動距離は152.96km、そのうち5本のSSの合計が19.76kmと、比較的コンパクトなラリーです。参加型モータースポーツの入り口的な敷居の低さは、L1ラリーの大きな特徴で、実際にここでラリーデビューを果たした選手も少なくありません。

昨年同様、メイン会場となる恵那市役所で行われたセレモニアルスタートでラリーは幕を開けた
昨年同様、メイン会場となる恵那市役所で行われたセレモニアルスタートでラリーは幕を開けた
お揃いのスーツで決めているのは代田翔子さんとその旦那さんの妹、代田真欧さんの義理の姉妹ペア。2人組みで行われるラリーならではの風景
お揃いのスーツで決めているのは代田翔子さんとその旦那さんの妹、代田真欧さんの義理の姉妹ペア。2人組みで行われるラリーならではの風景
ちなみにコ・ドライバーは男性でもOK
ちなみにコ・ドライバーは男性でもOK
明智のSSを走るトヨタ アクアのラリーカー
明智のSSを走るトヨタ アクアのラリーカー
ラリーの世界ではお馴染みのダイハツ ストーリアX4かと思いきやトヨタ デュエットのFFモデル
ラリーの世界ではお馴染みのダイハツ ストーリアX4かと思いきやトヨタ デュエットのFFモデル

敷居の低さが魅力のひとつとは言え、そこはJAFの公認競技。その争いは激しいもの。1500cc以下の車両で争われるL1-1クラスと、1500ccを超える車両のL1-2クラスで戦われるラリーは、どちらも接戦が繰り広げられました。

インタビューを受ける優勝ドライバー、毛受広子選手(写真提供:恵那市)
インタビューを受ける優勝ドライバー、毛受広子選手(写真提供:恵那市)

総合優勝は、L1-1クラスで参戦した毛受広子/中村祐太組。「セントラルラリー Aichi/Gifu 2019」と共通する非常に高い難易度の明智SSでは、排気量の大きなL1-2クラスを抑えトップタイムをマークしています。

江戸~大正の雰囲気を感じられる町並みをパレード

ステージとなる恵那市のロケーションは、L1ラリーのもう一つの大きな魅力です。初開催時にセレモニアルスタートの会場となった岩村町の街並みは、見事なまでに江戸時代の面影を残しています。また、今年SSが行われた明智町には、大正時代のハイカラな雰囲気を感じられる日本大正村があって観光地としての魅力に富み、ラリーと観光を一度に気軽に楽しめます。

江戸時代の面影を残す街並み(2018年撮影)
江戸時代の面影を残す街並み(2018年撮影)

今回は、ラリー開催中にクラシックカーパレードが行われて、こちらもあわせて楽しむことができました。

クラシックカーパレードもラリーのメイン会場からスタートした
クラシックカーパレードもラリーのメイン会場からスタートした
クラシックカーパレードも充実のラインナップ
クラシックカーパレードも充実のラインナップ
アリタリアカラーが眩しい、スーパーカー世代にとって憧れのラリーカーも参加
アリタリアカラーが眩しい、スーパーカー世代にとって憧れのラリーカーも参加

恵那の老舗和菓子店の栗きんとんが1つの箱につまった「栗くらべ」

L1ラリーの開催される秋は、隣町の中津川市とともに恵那の名物でもある栗きんとんの季節。街ではこんな味覚も楽しめます。

この次期だけしか食べられない秋の味覚「栗くらべ」
この次期だけしか食べられない秋の味覚「栗くらべ」

市内9つの和菓子店自慢の栗きんとんが一つのパッケージで販売される「栗くらべ」も、その一例。恵那駅に隣接した観光物産館「えなてらす」で期間限定販売されていますが、実際に食べてみると店ごとの個性が際立ち非常に楽しいものです。どれもが風味や素材感を大切にした手作りゆえに賞味期限が1日~3日と非常に短いのが玉にキズではありますが、この時期だけの特別な逸品です。こうした地元の銘菓や名物を味わえるのも、L1ラリーの魅力の一つでしょう。

ジムカーナ場もオープン! クルマを楽しめる街へ

元々、歴史的な名所や恵那峡など観光資源に恵まれた恵那市。小坂喬峰 恵那市長は、それらとともに「モータースポーツもこの町の一つの柱として育てていきたい」と語ります。

小坂喬峰 恵那市長
小坂喬峰 恵那市長

なんと最近、市内にジムカーナ場もオープンさせたとのこと。「クルマ好きのみなさんにぜひ足を運んでいただき、この街で楽しい時間を過ごしてほしい」と話してくれました。豊かな自然環境や歴史的な街並みとともに、L1ラリーやジムカーナによって「クルマを楽しめる場所」になっていってほしいものですね。

(取材・文・写真:高橋学、恵那市 編集:木谷宗義+ノオト)

[ガズー編集部]

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