地域に深く根ざす「コペンローカルベース鎌倉」の今
2014年6月にオープンした「Copen Local Base Kamakura」。ダイハツが「地域に深く根ざす企業」というコンセプトを体現するために作られたカフェ併設のライフスタイルショップですが、オープンから約5年を経て、コペンユーザーや地域との関係が濃密なものとなっています。
地域と相互発信の場に
- マルシェ「LOVE LOCAL MARKET」の様子
オープン当初から第4日曜に行われているマルシェイベント「Green Morning Kamakura」(現在は不定期開催)。雑貨・日用品などの販売やワークショップ、地元アーティストによるライブなどが行われています。こちらも当初はコペン側から働きかけていたイベントですが、年月を経て、新たなマルシェの開催依頼を出展者側からあり、「この場所で何かやりたい!」といった広がりが生まれ、新たなマルシェ「LOVE LOCAL MAKET」も開催中だそうです。
こういった地域とのつながりが顕著となったのが、例年9月に行われている地域防災イベント。地元の企業やNPO団体が中心となり、土地柄、「津波が来た時どうすべきか」というテーマで企画。駐車場に消防車や、地震を疑似体験する起震車が登場したり、関東大震災の被災者の講演があったり、子ども向けの消火体験や有事に役立つ工作ワークショップなどが行われました。
さらに在日・日系ブラジル人が中心となり「ブラジルフェス」も行われ、浅草サンバカーニバルのサンバメンバーが来て踊った、というイベントも。この時は鎌倉市が後援となったそうです。
その他、「鎌倉」をテーマとした写真教室の卒業写真展の会場として使われるなど、ダイハツのキーワード「ラブローカル」を体現する場所として、コペンローカルベース鎌倉は成長しました。
コペンユーザーの東の聖地
- 月1度のオフ会にはコペンがずらり店舗を囲む
コペンローカルベース鎌倉では、コペンオーナーによる定例オフ会を月に1度開催。テラスを利用しそれぞれの愛車を駐車してコペン談義に花を咲かせ、虫除けアロマ作りなどのワークショップも行なっています。
- コペンユーザーによる探梅行の様子
また鎌倉という立地を生かした散策イベントも。高徳院の大仏や、クルマで行けない裏道などを巡る3時間ほどのコースで、普段はコペンで走るからこそ、歩きながら鎌倉の四季を新しい視点で楽しんでもらおうという企画です。
ちなみに、コペンは購入から納車までおよそ3か月かかるそうですが、「待ちきれない!」「コペンについて話したい!」という方も多く訪れるというコペンローカルベース鎌倉。大阪にある製造工場「コペンファクトリー」と共に、コペンユーザーにとって“聖地”となっています。なんと、遠くは鹿児島や熊本、佐賀からもユーザーが訪れているそうです。
開放的な空間でコペンの魅力を体感
- 内部の仕様や屋根の動作などを確認できる
「つなげる・つながる場の創出」というのもコペンローカルベース鎌倉の特徴。オーナー同士をつなげる場であり、購入検討者が気軽に実車と触れることができるのもここの魅力です。展示車の屋根の開閉やシートの座り心地などもスタッフ立ち会いの元、体験できます。スタッフは販売員と同じ研修を受けているため、質疑に対しても的確に答えてくれるので購入後のカーライフがよりイメージしやすい空間となっています。
- 「Copen Local Base Kamakura」の外観
ガラス張りの開放的な空間。もちろんおしゃれなカフェとして利用することも可能です。バギーでも入店しやすいフラットな設計で、オムツ替えシートも完備。そのため、お子さん連れのお客さまが7,8割を占める日もあるそうです。
そのような空間で、「クルマって面白い。単なる移動の道具ではなくて生活に潤いを与えるもの」というメッセージを常に発信していくコペンローカルベース鎌倉。クルマ好きはもちろん、そうでない人もここを訪れたら、クルマのある日常を楽しく思い描いてしまう、そんな場所でした。
(取材・文:別役ちひろ 写真:Copen Local Base Kamakura、別役ちひろ 編集:奥村みよ+ノオト)
<関連リンク>
Copen Local Base Kamakura
https://copen.jp/localbase
[ガズー編集部]
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