エクストリーム車庫入れに車庫入れタイムアタックも!モビリタの「EXTREME交通安全体験会!」に行ってみた<前編>

例年、「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」と同時に、「トヨタ交通安全センター モビリタ(以下、モビリタ)」では交通安全イベントが開催されます。

昨年末に催された「乗る!遊ぶ!くつろげる! EXTREME交通安全体験会!(以下、エクストリーム体験会)」は、事前に「前年までのイベントと比べて、大きく刷新します」とのアナウンスがありました。そこでトヨタ自動車 社会貢献推進部 プログラム推進室 交通安全推進グループの松下馨さんに「どう刷新したのか?」をうかがったところ、下のような返答が。

「来場された皆さんにモビリタという施設を知ってもらうことを目的としていますが、これまで(2018年以前)は、インストラクターの運転するクルマの助手席で体験してもらうメニューが主でした。今回のエクストリーム体験会は、運転席でステアリングを握り、実際に走って究極の交通安全をご体験いただこうと企画しました。きっと今まで以上に、お客様には満足してもらえると思います」(松下さん)

どのようなメニューや催し物があるのか? 実際にエクストリーム体験会に参加し、確かめてきました。

「モビリタ」ってどんな施設?

モビリタはトヨタの提案する安全運転プログラム「トヨタ ドライバーコミュニケーション」を体験し、学ぶことを目的とした施設です。雪上におけるグリップの低さを再現した「低ミュー路」など、独自の設備を有し、GAZOO編集部でも何度か、モビリタ主催の交通安全プログラムを取り上げています。

▼クルマの限界を体験!一般参加できる「モビリタ」の交通安全体験プログラム
https://gazoo.com/article/daily/190908.html

▼限界を超えた時のコントロールをトップドライバーに学ぶ「トヨタ レーシングドライバーミーティング」
https://gazoo.com/article/daily/191018.html

プロドライバーの技術を間近で見られるデモンストレーション

イベント開始時間の直後、特別コースにて飯田章監督、影山正彦選手、佐藤久実選手ら、プロのドライバーによる、デモンストレーション走行が行われました。

最初に行われたのは「エクストリーム車庫入れ!!」で、飯田監督が走行します。使用車両はトヨタの「86 GR仕様」です。

車庫入れといっても、ただガレージにクルマを停車させるだけではなく、コの字に組まれた段ボール箱ガレージの中に、後輪をスライドさせながらドリフト状態で86をガレージ内に納めるというもの。

終了時間の間際には、参加者を助手席に乗せてのエクストリーム車庫入れも実演してくれました。

続いてのデモンストレーションは「雪道走行タイムアタック」。走行したのは影山選手と佐藤選手です。車両は「トヨタ・マークX」が使用されます。

走行後の佐藤選手は、先に走行した影山選手にタイムで及ばなかったと知るや、再度のアタックを敢行。見事に最高タイムを更新し、35.93秒を記録しました。

最後に影山選手による「車庫入れタイムアタック」のデモンストレーションが行われました。このタイムアタックプログラムは、のちほど参加者も体験します。

限定された狭いスペースの中で、幾度もクルマの方向転換を行う「車庫入れタイムアタック」は、見た目こそ地味ですが、頭の中で「どうクルマを操作するか」をイメージする力が問われます。影山選手は、迷うことなくクルマを操っており、さすがプロドライバーだと感心させられました。

<後編>では各体験メニューの紹介を行います。

(取材・文・写真:糸井賢一 編集:木谷宗義+ノオト)

<関連リンク>
トヨタ交通安全センター モビリタ
https://www.toyota.co.jp/mobilitas/

[ガズー編集部]

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