「BRIDE」がシート生地のマスクを発売!3000円でも売れる理由とは?

一時期よりも落ち着いてきたとはいえ、まだまだ品薄の状態が続くマスク。大手電機メーカーの「シャープ」を始め、さまざまな業種の企業がマスクの開発や生産を始めました。

そんな中、自動車用スポーツシートで知られる「BRIDE(以下:ブリッド)」が、シート生地を使ったマスク「BR3Dマスク」の販売を開始。意外なメーカーの参入だと言えますが、なぜブリッドがマスクを開発したのでしょうか? ブリッド広報室長の岩橋祐さんに聞いてみました。

自社の技術で貢献したい

「マスクの品薄が続く中、『ブリッドとして社会に貢献できれば』と、企画が始まりました。社内には『この状況下に乗じたビジネスを行うのはどうなのか?』という慎重派の意見もありましたが、マスクには自動車用シートで培った布を加工する技術を生かせますから、この技術を使って貢献したいと開発をスタートしました」(岩橋さん)

そうしてできたのが「BR3Dマスク」という名の製品です。6月26日に発売されました。厚手でしっかりした生地は、スポーツシートに使っているものと同じで、表地には「BRIDE」のロゴマークが織り込まれ、裏地には接触冷感・紫外線カット素材を使用。耳の痛みを軽減するソフトサテンバンドが用いられた、こだわりの品です。

「シートの生地は耐久性に優れてるので、長く使用していただけます。また、裏地は下着などを生産している地元の協力会社と一緒に開発し、着け心地や冷感接触など快適性にこだわりました。開発から生産まで、すべてをブリッド本社がある愛知県で行っているのもこだわりです」(岩橋さん)

このマスクは、シートを製造する工程で出る生地の端材を使っているそう。これは、素材の廃棄を減らして有効活用する、エコ活動の一環でもあるのだそうです。また、そのために生地に織り込まれるロゴの入り方が一つひとつ異なるとか。

1枚3000円でも売れるのか?

スポーツシートのような質感とデザインを持つマスクは、クルマ好きなら即座に欲しくなってしまいそうですが、当初は「本当に売れるのか?」と不安だったと言います。その理由は価格。

「材質にもこだわったうえ、生産も国内と、コストを削減できる要素が一切ないため、繰り返し使用できるマスクながら税別3000円という高価格になってしまいました。3000円のマスクが売れるのだろうかと不安に思っていたのですが、発売してみると予想以上の反響をいただき、現在では生産が追い付かない状況になっています。海外のお客様からもお問い合わせをいただいて、驚きました」(岩橋さん)

岩橋さんの心配をよそに、ヒット商品となったBR3Dマスク。今後はどのような展開を考えているのでしょうか?

「まずは、カラーなどのラインアップの充実を考えています。発売当初はブラックのみでしたが、現在ではレッドをラインアップに加えました。今後はお客様の声を聞きながら、さらに進化させていきたいと思っています。シートだけでなく、マスクもブリッドの定番製品にしていきたいですね」(岩橋さん)

ブリッドらしい製品へのこだわりがあふれたBR3Dマスクは、さりげなくクルマ好きをアピールするアイテムにもなりそう。ブリッドの新たな定番商品になることを期待したいものです。

<関連リンク>
ブリッド株式会社
https://bride-jp.com/
BRIDEダイレクトストア
https://bride-store.jp/

(取材・文:西川昇吾 写真:ブリッド株式会社 編集:木谷宗義+ノオト)

[ガズー編集部]

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