ホンダ・アコードワゴン…なつかしのワゴン車特集

広々とした荷室を持ち、アクティブなカーライフを支えてくれるワゴン車。今回はその中から、1990年代に人気を集めたモデルを中心にピックアップ。週替わりで紹介します。

ホンダ・アコードワゴン

4代目アコードセダンをベースにワゴン化したモデルで、1991年にデビュー。3代目アコードには、3ドアのスポーツワゴン的なエアロデッキが存在したが、5ドアのワゴンがアコードシリーズにラインナップされるのは、これが初めてだった。コンセプトの立案から車両開発、そして生産までを一貫してアメリカで行い、日本には輸入販売された。

テールゲートが前傾したスタイリッシュなボディーは、基本的には5ナンバーサイズだが、バンパーやモールのデザインにより3ナンバーに。エンジンは米国向けアコード用の2.2リッター直4で、この点からも日本では3ナンバー登録となる。国内販売されたのは2.2iというグレードのみで、変速機は4段AT、駆動方式はFFだった。

カタログや広告などでは「U.S.アコードワゴン」と呼んでアメリカ生まれを強調していたが、その通りのアメリカナイズされた明るくゆったりした雰囲気で、評判は上々。一時はバックオーダーを抱えるほどの人気で、当初の月販目標500台を軽くクリアし、約3年間の販売台数は4万台近くに達した。

[ガズー編集部]