ニスモフェスティバルが今年も開催 ~現役GT-Rから往年の名車まで富士スピードウェイに集結~

毎年恒例のニスモのファン感謝イベント「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2015」が11月29日に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催され、3万人が来場し大盛況となった。

今年はSUPER GT両クラスを制覇した他、スーパー耐久ではST-3クラスでフェアレディZがチャンピオンを獲得。またオーストラリアのマウントパノラマ・サーキットで行われた、バサースト12時間耐久レースで総合優勝を果たした他、ブランパン耐久シリーズでもチャンピオンを勝ち取るなど、国内外でGT-Rの活躍が目立った。この日は各チャンピオンマシンはもちろんのこと、GT500、GT300、さらにスーパー耐久に参戦する日産系マシンが勢揃い。さらに午前中のレーシングカー同乗走行では、かつて全日本GT選手権やSUPER GTで活躍した歴代スカイラインGT-R、フェアレディZのGT500マシンも登場した。

また、ニスモフェスティバルならではの往年のマシンが登場する「NISSAN MOTORSPORTS HERITAGE RUN」が今年も開催。今回注目を集めたのは1980年代にブームとなった「スーパーシルエット」に参戦していたトミカ スカイライン。長谷見昌弘氏のドライブで富士スピードウェイを疾走。その他にも1998年にル・マン24時間で総合3位に入ったR390や、同年JGTC王座に輝いたペンズオイルニスモGT-R、さらにグループA時代のカルソニックスカイラインGT-Rも現役時代と変わらぬ勇姿をファンに披露した。

そして、フィナーレではSUPER GTでチャンピオンを獲得したGAINER TANAX GT-RとMOTUL AUTECH GT-Rのチャンピオンナンバーお披露目式も敢行。10号車のゲイナーGT-RはGT300王者の証である0番をお披露目。また2連覇を果たした1号車ニスモも新しくゼッケン1番を貼り直し、チャンピオン獲得を祝った。

最後にNISMOの宮谷正一社長は「今年はGT-Rの年になったと思います。ただ来年も手を緩めるつもりは全くありません。再びチャンピオンをとれるというに全力を尽くします」と力強くファンに宣言。スタンドからは惜しみない日産コールがドライバー、チーム、関係者に贈られた。

(写真、テキスト 吉田 知弘)

[ガズ―編集部]