シーズンインにはまだ遠いですが… ~スーパーフォーミュラ公式テスト富士~

みなさん、こんにちは! 春を満喫できない日々が続いておりますが、お元気ですか? 先月、富士スピードウェイにて開催されたスーパーフォーミュラ公式テストに行って来たのですが、レースやテストの開催延期のアナウンスなどが続き、すっかり意気消沈してしまい、どこから手をつけようと考えすぎて手が止まっていました。すみません。

サーキット側がメディアセンターの座席を一列あけて座らせていただいたり、換気に配慮してくださるなどしたのですが、冬に逆戻りの気温だったので体調を崩し、テストは一日だけの取材でした。
今の時期、風邪すら注意が必要です、病院に行くにはリスクがありすぎますからね…。薬飲んで一日じっとしていたら元気になったのですが、本当に慌てました。では、簡単レポートです。

テストの時は、邪魔にならないよう、あまりピットには行きませんが、体制が変わったチームもあり新鮮でした。そのままの布陣でタイトルを目指すチーム、ドライバー変更のあったチーム、2台体制、3台体制になったチーム。チャンピオンゼッケン「1」を付けたチーム、トヨタ陣営はこんな感じ。

バンテリンチームトムスから。まずゼッケン「1」を、一脚お先に拝ませていただきました。思い起こすと、昨年のオフのテストでは、ランキング2位でタイトルを逃したニック・キャシディ選手(1号車)がとてもナーバスだったのを記憶しています。

コンド―レーシングからチームを移籍してトムスで走る彼は、是が非でもタイトルを獲ることが目標であるのがわかりました。いや、誰でもタイトルは獲りたいですよね。自分のそばにタイトルがあったというモチベーションを持続したまま、強い気持ちでシーズンに挑むオーラが出ていました。

ツイッターの発言でもとてもタイトルを意識していましたので、昨シーズンはあまり近寄りませんでしたというのは冗談ですが様子を伺いましたね。ナーバスな時も多いので。

中嶋一貴選手(36号車)は、昨年同様ですがエンジニアが変わっています。東條力エンジニアが、36号車担当から2台を見るチーフエンジニアになり、大立健太エンジニアが担当します。若手ですが、頼もしい存在。

中嶋選手は、SUPER GTでは成績を残したと思うのですが、それに比べ(比べで良いのか…)元気のないスーパーフォーミュラ。今季は頑張って欲しいですね。

そして、やっとこの体制を掴んだという思いしかないのがKCMG。2台で戦うことになり、これでデータも共有できるということで、大きく前進のシーズンになると思います。これまでなかなか優勝に辿り着けない小林可夢偉選手(以前使用していた7号車にゼッケンを変更していますね)ですが、勝っていたと思われるレースはいくつかありました。苦労はしていますが、それがチームのミスであったとしても彼は責めない。もちろん心のうちはわかりませんがチームに対する信頼を強く感じます。彼がこのチームでのびのびやっていることを鑑みると、シンプルに優勝を掴み取る時を待つしかないと思っています。

今シーズン、チームメイトとなったのは、2016年のチャンピオン国本雄資選手(18号車)。コンド―レーシングからの移籍となりました。シートをいよいよ失ってしまうのかと心配をしていましたが、滑り込みました。自身で、勝負の年とSNSで言っておりましたから、今年は最大の正念場となるでしょう。下から後輩たちがシートを狙っていますからね。頑張ってよ!

コンド―レーシングは、山下健太選手(3号車)は変わらずですが、昨年のF3チャンピオンのサッシャ・フェネストラズ選手(4号車)がステップアップしてチームメイトとなりました。

山下健太選手は、エンジニアが変わっていますね。SUPER GTで共にタイトルを獲得した阿部和也エンジニアに変わっています。フェネストラズ選手は、昨年まで山下選手の担当だった田中耕太郎エンジニアが担当。ルーキーだけど、サッシャくんは速いと思う。このチームのこのシャッフル、さてどうなるでしょう?とても楽しみでなりません。敏腕エンジニアたちの戦いでもありますね。

そして大所帯となったのが、メンテナンスが3台となったJMSプロミュー・セルモインギング。石浦宏明選手(38号車)と坪井翔選手(39号車)は、そのままで、3台目はメンテナンスは同チームですが、エントラントとしてはルーキーレーシングで大嶋和也選手(14号車)ですね。

JMSプロミュー・セルモインギングは、石浦選手、過去に在籍した国本選手も含め、近年成長目覚ましいチームです。リベンジすべく昨年は頼もしい坪井選手をルーキーとして向かい入れました。石浦選手は常に沈着冷静で、昨シーズン、クルマ、タイヤが新しくなったシーズンで序盤苦戦していました。しかし後半、最終戦は特に手応えを感じていましたので、大きく期待したいところ。坪井選手もクレバーなドライバーですので、楽しみでなりません。

ルーキーレーシングは、エントラントとしてはスーパーフォーミュラに初登場ですね。SUPER耐久にお目見えしていますが、SUPER GTとこのカテゴリーと一気に活動を広げました。もう少し掘り下げないと、これまでの過程の想像しか情報を持ち合わせていないので、シーズン開幕までお待ちください。

チームインパルの二人、関口雄飛選手(19号車)と平川亮選手(20号車)。ここも安定というかもっとこのチームで勝ちたいでしょう。移籍話も浮上しなかったし、このラインナップはこのチームでしばらく安定なのかなと勝手に思っています。

ホンダ陣営は、外国人ドライバーが私は印象も含め掴みきれておりません。女性ドライバーの参戦もあり話題豊富なシーズンとなりそうなのですが…ごめんなさい。有力視しているのは、昨年の最終戦で優勝した無限の野尻智紀選手(16号車)とドコモ・ダンデライアンレーシングの山本尚貴選手と福住仁嶺選手、TCS NAKAJIMA RACINGの牧野任祐選手は、シーズン通して上位にくるでしょう。まあ、私だけじゃなく誰でも思いつく速いラインナップかな。

この二日間を見ただけで何をどうとは言えないけど、速くレースがみたい。レギュレーションの変更など、もう少しいろいろ掘り下げたいのですが、オフシーズンが長そうなので今日はこの辺で。

この公式テストが終わってから新型コロナウィルスへの感染者が出たことが公式にアナウンスされておりましたが、2週間経過後、何事もなかったと報告もありほっとしております。もう他人事ではありませんね。先は長いので、ゆっくり開幕を祈りつつ過ごしたいと思います。過去のレースも振り返りますね。それでは、また!

(写真=折原弘之、大谷幸子 テキスト=大谷幸子)

[ガズー編集部]

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