あの頃に思いを馳せる vol.1

こんにちは!緊急事態宣言が出たなか、しばらく大好きな取材が出来ませんので、過去の記憶を呼び起こして振り返りたいと思います。

今でこそ、全チームを応援する仕事もしておりますが、当時はトヨタ勢のサポートをしておりました。昔の動画をYouTubeで漁り、過去を振り返る日々。友人と電話などで、過去のレースの話をするのも楽しいです。昔過ぎて動画がなかったりもしますが。そもそも引きこもる体質の仕事ですので、緊急事態宣言が苦ではなく…。しかし、座りっぱなしの運動不足が悩みの種です。でも、すぐ近くの自分の仕事場に通い、良い時間を過ごしています、今のところはね。夕飯だけテレワークな家族と交代制にしたいのですがね…。なぜに私ばかり給食係?

話を戻しますが、すぐに過去を振り返ろうと思い起こしたのが、東日本大震災の起こった2011年です。このシーズンは、今と中身は違えど同じく「困難」の年でした。震災の影響で、レースのスケジュールにも変更がありましたし、レースの総走行距離も短縮されるなど、被害を鑑みてさまざまな処置が取られたシーズンでした。今回、SUPER GTに限って振り返ると、4月の開幕戦が約一か月順延となり、先に開催される5月の第2戦が事実上の開幕戦となりました。

このシーズンのトヨタ勢の布陣を振り返ってみましょう。2011年、トヨタ勢はランキング6位が最上位のぴりっとしないシーズンでした。覚えていますか?もしくは、最近、SUPER GTを見始めたみなさま、こんなラインナップだったんですよ。

38号車 ZENT CERUMO SC430 当時の車両は、LEXUS SC430でした。今見ると、ちょっとかわいいですね。立川裕路選手と平手晃平選手です。立川選手はずっとセルモに在籍し、現在も現役で、速さもイケメン度も衰えることなく走り続けていますが、平手選手は、欧州でトヨタ育成ドライバーとして経験を積み、日本に戻りSARDへ所属。そのSARDからの移籍初年度でした。ここから、SUPER GTで輝かしい戦績を上げ、トップドライバーとしても階段を昇り続けて行くことになったと思います。今でこそ日産陣営に移籍しましたけどね。

39号車 DENSO SARD SC430 石浦宏明選手と井口卓人選手。石浦選手は活動を休止したクラフトからの移籍。井口選手は、GT300クラスからのステップアップでした。ダンロップからミシュランタイヤへスイッチし、それを武器にSARDにとっても久しぶりに勝機を掴むシーズンになると思ったシーズン。順調に来たシーズン後半、チェッカー目前でクルマにトラブルが発生し、表彰台、はたまた優勝を逃すドラマのようなストーリーも待ち構えていました。あの凍り付いたピット。今でも忘れません。しかし、シーズン中、表彰台に2回乗りましたね。名門復活の兆しが見えました。

36号車 PETRONAS TOM'S SC430 アンドレ・ロッテラー選手と中嶋一貴選手。2008年からスポンサーしているマレーシアの国営企業ペトロナスは、この頃にはSUPER GTでも名前がだいぶ定着していました。2006年から在籍した脇阪寿一選手が移籍、F1帰りの中嶋選手が、トムスの顔となっていたロッテラー選手とペアを組むことになりました。このシーズンで、ロッテラー選手がSUPER GTのシートを失います。彼の活動が世界へと広がってしまった為。毎年、やめちゃうの?と聞いていた頃が懐かしいです。またいつか書こうかな。中嶋選手は、器用なドライバーなのですがこのシーズンは、ミシュランがシーズンを制覇したと言っても過言ではないシーズンで、パフォーマンスは未知でした。

6号車 ENEOS SUSTINA SC430 伊藤大輔選手と大嶋和也選手。大嶋選手はクラフトから移籍。久しぶりに日本人コンビです。一年前の2010年、タイトルを掴みかけたチームでしたが、最終戦の予選でピットシグナルを見逃すというミスをしてしまい、タイトルを逃すというほろ苦い経験は忘れられないほろ苦い思い出。そんな経験を経て新しいシーズンを迎えました。新たに大嶋選手がクラフトから移籍しましたね。

19号車 WedsSport ADVAN SC430 この年にGT500クラス初参戦でした。荒聖治選手と片岡龍也選手。ベテランドライバーでチャレンジ。タイヤは、長年お付き合いのあるヨコハマタイヤ。レクサス勢でヨコハマタイヤを履くのが1台だけなので、色々と苦労をしてますが、デビュー戦の第2戦で3位表彰台に乗りました。2度ポイントを獲得するなど、興味深いデビューシーズンでしたね。

35号車 D'STATION KeePer SC430 脇阪寿一選手とアンドレ・クート選手。脇阪選手が2006年から在籍し、名門復活を遂げたトムスを在籍5年で離れたシーズン。いろいろありました。これまでの華やかな戦績から少しだけ遠のきます。クート選手も7年間在籍したSARDを離れ、ベテラン同士のシーズンとなりました。中の体制で色々苦労しつつもチームを盛り上げましたが、残念ながらこのシーズンでクラフトというチームは活動をやめ撤退しました。こちらにも帯同していたので、思い出がたくさんありますね。

ラインナップは、こんな感じ。軽く10年前ですが、今もみなさん変わりませんよ!次にピンポイントでレースを振り返ってみますが、長くなりましたので、また今度!それでは!

(写真=トヨタ自動車、大谷幸子 テキスト=大谷幸子)

[ガズー編集部]

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