レクサス・GS F 試乗インプレッション 走行編

ボディの剛性感の高さから”いいもの感”が伝わってくる。
走りだしから速度を上げなくても、いいエンジンだと感じさせてくれる。

エンジン音と排気音をより官能的にする「アクティブサウンドコントロール」を搭載しており、高速などで踏み込んだ際により気持ちのいい音を聞くことができる。
また、クルーザーとしての能力も高い。

ドライブモードをスポーツプラスに変更し、マニュアルモードで走行すると、タイトな乗り味が楽しめる。
8-Speed SPDSは快適性とスポーツ性を両立させており、TVDの効果はサーキットでなくとも体感できる。
走らせて刺激があり快適でもある、すべての方向に秀でた性能を持っているセダンである。

(解説:モータージャーナリスト・島下泰久)