TRD コペン GRスポーツ 試乗 低速域でも機能するエアロ&パフォーマンスダンパーの恩恵
TRDは『コペン GRスポーツ』にエアロパーツなどを装着したモデルを用意。今回の2020年ワークス試乗会では、ノーマル、パフォーマンスダンパーのみ装着、エアロパーツなどを装着という3段階の仕様が並べられた。
◆フル装備すれば自然と速度が上がってしまう
まずはノーマルのコペンGRスポーツに乗りフィーリングをチェック。続いてパフォーマンスダンパーのみを取り付けたモデルに試乗した。パフォーマンスダンパーが取り付けられただけのモデルでも、その効果はしっかりとでていた。
まず、ステアリングの操舵力が軽くなる。これはボディの余分な動きが抑えられるからで、全体としてクルマがピシッと引き締まった印象となる。コペンというボディ剛性が確保しにくいオープンカーだけにこうした効果が顕著に表れるのだろう。
さて本命のフル装備仕様。2回目に試乗したパフォーマンスダンパーの装着はもちろん、エアロパーツとトヨタ系お得意のアルミテープが装備されている。試乗を行ったのはツインリンクもてぎのパドックや連絡路で、さほど速度を上げられるわけではない。ビックリしたのはステアリングの操舵力に変化があったこと。パフォーマンスダンパーのみを装着したときよりも重さが増している。そして、コーナーへの進入時では、よりステアリングの効きがよくなりボディノーズがスッとインを向いていくのだ。
パフォーマンスダンパーによってボディやシャシーの余分な動きが抑制されていることで、まずは土台がシャキッとした。そこにエアロパーツを装着したことでフロントの荷重を若干アップすることができ、フロントタイヤのグリップがアップしたというシナリオだが、速度が高くなくてもエアロパーツの効果がはっきりと体感できる。またこのセットではリヤの横方向から、ボディを押さえつけるような働きがあるため、より安定感が高まるということだった。
S字コーナーでは切り返しのときに安定感が増していることもあり、このセットのよさはかなり実用的だと感じた。また同じ速度で走ることを心がけていたにも関わらず、フル装備のモデルは自然と速度が上がってしまっていたことも付け加えておく。
◆TRD仕様のライズ、ハイラックス、GRスープラ、イッキ見せ
さて今回のワークスチューン試乗会にTRDは、展示撮影用として数台のモデルを用意していたので、そちらも紹介しよう。『ライズ』はエクステリアを中心にドレスアップしたモデルで以下のパーツが装着されていた。
・フロントスポイラー
・サイドスカート
・リヤバンパースポイラー
・フロントバンパーガーニッシュ
・サイドデカール
・バックドアデカール
・ドアハンドルプロテクター
・ラゲージマット
・プッシュスタートスイッチ
『ハイラックス』は助手席側に電動格納ステップを装着したモデルを展示。展示されたハイラックスはマイナーチェンジ前のモデルであったが、マイナーチェンジ後のモデルにも装着可能。シート高が高めのハイラックスの乗降性が格段にアップする。また、以下のパーツも装備されていた。
・フロントグリル
・フロントグリルカバー
・フロントアンダーカバー
・運転席側サイドステップ
・バックドアデカール
・ドアハンドルプロテクター
・ラゲージマット
・プッシュスタートスイッチ
『GRスープラ』は試作品としてパフォーマンスダンパーとブレースのセット、スポーツマフラーが紹介された。また、すでに販売されているパーツとして、以下のパーツが装着されていた。
・GRフロントスポイラー
・GRサイドスカート
・GRリヤサイドスポイラー
・GRサイドドアガーニッシュ
・GRトランクスポイラー
・GR19インチ鍛造アルミホイール
・GRカーボンナンバーフレーム
諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。
◆フル装備すれば自然と速度が上がってしまう
まずはノーマルのコペンGRスポーツに乗りフィーリングをチェック。続いてパフォーマンスダンパーのみを取り付けたモデルに試乗した。パフォーマンスダンパーが取り付けられただけのモデルでも、その効果はしっかりとでていた。
まず、ステアリングの操舵力が軽くなる。これはボディの余分な動きが抑えられるからで、全体としてクルマがピシッと引き締まった印象となる。コペンというボディ剛性が確保しにくいオープンカーだけにこうした効果が顕著に表れるのだろう。
さて本命のフル装備仕様。2回目に試乗したパフォーマンスダンパーの装着はもちろん、エアロパーツとトヨタ系お得意のアルミテープが装備されている。試乗を行ったのはツインリンクもてぎのパドックや連絡路で、さほど速度を上げられるわけではない。ビックリしたのはステアリングの操舵力に変化があったこと。パフォーマンスダンパーのみを装着したときよりも重さが増している。そして、コーナーへの進入時では、よりステアリングの効きがよくなりボディノーズがスッとインを向いていくのだ。
パフォーマンスダンパーによってボディやシャシーの余分な動きが抑制されていることで、まずは土台がシャキッとした。そこにエアロパーツを装着したことでフロントの荷重を若干アップすることができ、フロントタイヤのグリップがアップしたというシナリオだが、速度が高くなくてもエアロパーツの効果がはっきりと体感できる。またこのセットではリヤの横方向から、ボディを押さえつけるような働きがあるため、より安定感が高まるということだった。
S字コーナーでは切り返しのときに安定感が増していることもあり、このセットのよさはかなり実用的だと感じた。また同じ速度で走ることを心がけていたにも関わらず、フル装備のモデルは自然と速度が上がってしまっていたことも付け加えておく。
◆TRD仕様のライズ、ハイラックス、GRスープラ、イッキ見せ
さて今回のワークスチューン試乗会にTRDは、展示撮影用として数台のモデルを用意していたので、そちらも紹介しよう。『ライズ』はエクステリアを中心にドレスアップしたモデルで以下のパーツが装着されていた。
・フロントスポイラー
・サイドスカート
・リヤバンパースポイラー
・フロントバンパーガーニッシュ
・サイドデカール
・バックドアデカール
・ドアハンドルプロテクター
・ラゲージマット
・プッシュスタートスイッチ
『ハイラックス』は助手席側に電動格納ステップを装着したモデルを展示。展示されたハイラックスはマイナーチェンジ前のモデルであったが、マイナーチェンジ後のモデルにも装着可能。シート高が高めのハイラックスの乗降性が格段にアップする。また、以下のパーツも装備されていた。
・フロントグリル
・フロントグリルカバー
・フロントアンダーカバー
・運転席側サイドステップ
・バックドアデカール
・ドアハンドルプロテクター
・ラゲージマット
・プッシュスタートスイッチ
『GRスープラ』は試作品としてパフォーマンスダンパーとブレースのセット、スポーツマフラーが紹介された。また、すでに販売されているパーツとして、以下のパーツが装着されていた。
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