【メルセデスベンツ Bクラス 新型試乗】ファミリーベンツとしての安定感は納得のいくレベル…島崎七生人
「Bクラス、どうですか?」と、確か先代が登場したとき、いつも筆者の自宅に荷物を届けてくれる宅配便の顔なじみのドライバー氏に訊かれたことがあった。子育てファミリーのようだったので「2列、5人乗りで構わなければいいですよ」と勧めた覚えがある。
2代目『Aクラス』の時代に、いわばそのストレッチ版として登場したのが初代。現在のモデルは数えて3代目にあたり、現行Aクラス登場の翌年2019年6月に日本市場にも投入された。今回はその改良版で、Aクラスと同様に内・外観がアップデートされたほか、最新世代のMBUXの採用や、10スピーカー/225W出力のアドバンストサウンドシステム、アダプティブハイビームアシストなどを標準装備化し、内容もより充実させた。
もちろん1550mmの全高(標準車は1565mm)と2730mmのロングホイールベースによる室内空間のゆとりはこれまでと変わらないこのクルマの魅力。改めて後席に座ると、頭上、ヒザ前のクリアランスが十分なのが実感できた。全高に余裕があるため、ラゲッジルームのゆとりも大きく、使い勝手がいい。
運転席からの視界のよさも印象的だ。試乗車は「B180」で、136ps/200Nmの性能を7速ATを介して発揮するクルマだったが、低速域でのトルク感、速度を上げた際の加速感もまず不満がない。Aクラスと比べると、ステアリングの操舵力が僅かに軽めであることを実感するも、ファミリーユースと考えれば妥当なところか。
もちろんクルマそのものの安定感、安心感は納得のいくレベルだ。最小回転半径が5mと扱いやすいのも嬉しいところだ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
2代目『Aクラス』の時代に、いわばそのストレッチ版として登場したのが初代。現在のモデルは数えて3代目にあたり、現行Aクラス登場の翌年2019年6月に日本市場にも投入された。今回はその改良版で、Aクラスと同様に内・外観がアップデートされたほか、最新世代のMBUXの採用や、10スピーカー/225W出力のアドバンストサウンドシステム、アダプティブハイビームアシストなどを標準装備化し、内容もより充実させた。
もちろん1550mmの全高(標準車は1565mm)と2730mmのロングホイールベースによる室内空間のゆとりはこれまでと変わらないこのクルマの魅力。改めて後席に座ると、頭上、ヒザ前のクリアランスが十分なのが実感できた。全高に余裕があるため、ラゲッジルームのゆとりも大きく、使い勝手がいい。
運転席からの視界のよさも印象的だ。試乗車は「B180」で、136ps/200Nmの性能を7速ATを介して発揮するクルマだったが、低速域でのトルク感、速度を上げた際の加速感もまず不満がない。Aクラスと比べると、ステアリングの操舵力が僅かに軽めであることを実感するも、ファミリーユースと考えれば妥当なところか。
もちろんクルマそのものの安定感、安心感は納得のいくレベルだ。最小回転半径が5mと扱いやすいのも嬉しいところだ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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