TOYOTA GAZOO Racing 2019年ニュルブルクリンク24時間耐久レースに、LEXUS LCで参戦 ―TOYOTA GAZOO Racing Festivalで参戦車両が走行、参戦体制も発表―
TOYOTA GAZOO Racingは2019年6月20日(木)~23日(日)にドイツで開催される第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(正式名称ADAC Zurich 24h-Rennen、以下ニュル24時間レース)に、本年に引き続き、LEXUS LCで参戦することを発表しました。
- LEXUS LC
ニュル24時間レースは、世界一過酷なコースと言われるドイツ中部のニュルブルクリンクで毎年6月頃に開催され、200台近くが参戦することでも知られています。
ニュル24時間レースへの参戦は、TOYOTA GAZOO Racingの目指す「もっといいクルマづくり」の活動の原点として、2007年より、トヨタ社員自らが製作したレース車両で、社員メカニック・エンジニアで構成するチームで参戦を続けており、次回で13年目となります。
2019年は、本年に引き続き、LEXUS LCで参戦します。パワートレーン・ブレーキ・タイヤ・電気系等のトラブルが発生し、計約4時間もの間ピットインを余儀なくされた今年のレースの経験を糧に、同じLEXUS LCで、より長い距離を走り、再び完走を目指します。そして、将来スポーツカーなどの市販車に活かすための技術を先行投入し※、「人を鍛え、クルマを鍛える」活動の実践を通じ、「もっといいクルマづくり」を追求します。
ドライバー体制も、本年同様、ベテランの土屋武士選手をリーダーに、若手の蒲生尚弥選手、松井孝允選手、中山雄一選手の4名を起用します。7回目の参戦となる蒲生尚弥選手がセッティングを担当し、ドライバー、メカニック、エンジニアが一丸となって、ニュル24時間レースに挑みます。
※LEXUS LCのニュル24時間レース参戦を通じ、主に以下の分野で将来市販車への採用を目指す先行開発技術を投入する。
・ボデー技術開発(軽量高剛性ボデー構造、新開発空力アイテム、ドライバー支援アイテム)
・サスペンション技術(軽量高剛性な先行検討サスペンション)
・エンジン開発(出力アップ・フリクション低減・軽量化・低重心化)
チーム名 | TOYOTA GAZOO Racing | |
---|---|---|
車両/クラス | LEXUS LC (予定:SP-PROクラス) | |
主な仕様 | エンジン | 2UR-GSE改 |
タイヤ | ブリヂストン | |
ドライバー(予定) | 土屋 武士 (Takeshi Tsuchiya 日本) | |
蒲生 尚弥 (Naoya Gamou 日本) | ||
松井 孝允 (Takamitsu Matsui 日本) | ||
中山 雄一 (Yuichi Nakayama 日本) | ||
チーフメカニック | 関谷 利之 (Toshiyuki Sekiya) トヨタ自動車社員(凄腕技能養成部) | |
エンジニア・リーダー | 加藤 大示 (Hiroshi Kato) トヨタ自動車社員(GR開発統括部) |
蒲生尚弥選手コメント
2019年のクルマづくりはまだ始まったばかりですが、初めて乗った印象は、我々ドライバーとクルマとの対話が、ずっとしやすくなっていると感じました。
ルームミラー、ドアミラーの視界が、目の前のモニターに明るく、曇りもなく映るなど、思った以上にクルマが進化しているので、これからが楽しみです。
国内、海外でのテストと24時間レースを通じて、ラップライムだけを求めるのではなく、もっと乗りやすく、もっと運転を楽しめるようなクルマに仕上げていきたいと思います。
ニュルのセットアップドライバーとして、初めての経験ですが、自分の成長にも繋がる良い機会だと思います。これまで同様に、自分たちドライバーが感じたことを、メカニック、エンジニアの皆さんとしっかり共有して、もっといいクルマづくりの機会を楽しみたいと思います。
[ガズー編集部]
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