レクサス「RX」をマイナーチェンジ、世界初のハイビーム方式を搭載

トヨタ自動車は、マイナーチェンジした「RX」を世界初公開した。
日本での発売は、2019年8月下旬を予定しているという。

エクステリアにはL字をモチーフにしたフロントグリルやリアランプを採用し、レクサスデザインを強調しているという。ヘッドランプは従来型より小型化している。
また、フロントバンパーからドアサイドまで繋がるようにキャラクターラインを持たせ、勢いのあるサイドビューに仕上げているという。

インテリアには、ナビにタッチディスプレイを採用するとともに、スマートフォン連動機能に対応。
Apple CarPlay、Android Auto、Baidu CarLifeなどのアプリケーションを音声で操作可能にするなど、利便性を大きく向上させたという。

3列シート車については、2列目シートにキャプテンシート（左右独立セパレートシート）の設定を追加し、3列目シートには、足元空間重視と荷室空間重視の2種類のポジションを選択可能にした。

操縦安定性・乗り心地の向上に向け、スポット溶接の打点を増し、構造用接着剤の接着長拡大、アンダーステアを抑制するアクティブコーナリングアシストの採用、EPSのチューニングなどを行ったという。フラットな乗り味と操舵時の応答性向上に向けてショックアブソーバー にフリクション・コントロール・デバイスを追加している。

ヘッドランプについては、ハイビーム照射範囲を広げ、対向車などに眩惑なく歩行者や標識を認識可能にする世界初のブレードスキャン式AHSを搭載している。
光源であるLEDからの光を高速で回転するブレードミラーに照射し、ブレードミラーに反射した光が、レンズを介して高速移動しながら前方を照らすタイプのAHSとなっている。
残像効果で光は動いているように見えないが、ブレードミラーの回転に同期させ、LEDの光を適切なタイミングで点灯・消灯することで、配光を細かく制御することができるため、従来のAHSより細かい遮光が可能になったという。

予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」の機能を進化させ運転支援時にドライバーにとって自然で、安心感のある車両挙動を目指したという。
具体的には、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」、自動車専用道路等において設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール」および、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「 レーントレーシングアシスト」、先行車や対向車を眩惑しないよう、ハイビームの照射を制御する「アダプティブハイビームシステム」、単眼カメラで主要な道路標識を読み取り、メーターとヘッドアップディスプレイ内に表示する「ロードサインアシスト」を搭載している。

[ガズー編集部]