TOYOTA、C-HRをマイナーチェンジしコネクティッド機能を標準装備。“GR-S”やiMTも追加で充実のラインナップに

トヨタ自動車は、10月18日にC-HRをマイナーチェンジし、よりワイドでスタイリッシュなデザインに生まれ変わった。また、“GR-S”や1.2Lターボ車（FF）、6速iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)車を追加するなど、走りを重視する人に向けても充実のラインナップとなった。

エクステリアは、エアインテークがよりワイドになり、左右に張り出したフロントフェンダーと合わせて、よりワイド＆ローなスタイルに生まれ変わった。さらに、光源が全LED化され、フロントタイヤの上部まで伸びた流れるようなヘッドライトもワイド感を強調しながら、洗練された大人な雰囲気も演出している。
リアのコンビネーションランプは大型化したリヤリップスポイラーと横一文字につながり、立体感のあるデザインがワイドで強い個性を際立たせている。ハイグレードタイプではシーケンシャルターンランプが採用されており、先進的な印象を与えている。

安全装備も更なる充実をみせている。これまで標準装備されていたTOYOTA SAFETY SENSEに加え、
・踏み間違いによる被害を軽減してくれる「インテリジェントクリアランスソナー」（一部グレード）
・後方の車両の接近を知らせてくれる「リヤクロストラッフィックオートブレーキ」（一部グレード）
・駐車場や交差点で周囲の安全確認をサポートしてくれる「パノラミックビューモニター」
をオプションで設定することができるのも特長だ。

全車にて次世代コネクティッド機能も標準搭載され、クルマとトヨタスマートセンターが通信でつながり、充実の通信サービスを利用することができるようになった。
また、ディスプレイオーディオで普段使っているスマートフォンのアプリを車載のモニターで利用することができ、より安心で便利に運転を楽しめるようになった。

今回のC-HRのマイナーチェンジでは、TOYOTA GAZOO Racingがモータースポーツからフィードバックされた技術をもとに、気軽にスポーツドライブを楽しめるGR専用グレード“GR SPORT”を新設した。
フロア下にセンターブレースを追加することでボディの剛性が強化されている。他のグレードにも取り付け可能なGRパーツとしての発売も予定されているセンターブレースは、フロア中央部に装着するそれほど大きくないパーツでありながら、効果的で、低速でハンドルを左右に切るだけでもその効果を実感できた。車体の揺れの低減が期待できるため、車酔い対策にもなりそうだ。

さらに専用19インチホイールとスポーツタイヤ、そして専用のチューニングが施された足回りにより、コーナー侵入でハンドルを切った際にタイヤの感覚が伝わりやすく、思うような方向へコーナリングすることができた。また、コーナリング中の4輪の設置感もベースグレードに比べて高く、より安心してハンドル操作を行うこができた。
さらに、段差でのショック低減、収まりの良さも実感でき、少し試乗するだけでも一段上の走りを実感することができるだろう。

またC-HR GR SPORTは、上級グレードにプラス10万円以内での設定となっているのは特筆すべきことだろう。

マイナーチェンジをうけ、スタイル、走り、安全、便利など全方位的にブラッシュアップされ、さらに走りの選択肢まで広がったC-HR。これまでの強い個性をそのままに、より幅広い年代にアプローチできるクルマとして、今後も注目を浴びそうだ。

メーカー希望小売価格

（単位 ： 円）

Super CVT-ｉ：Super Continuously Variable Transmission-intelligent(自動無段変速機)
iMT：intelligent Manual Transmission
THSⅡ：TOYOTA Hybrid System Ⅱ
＊ 北海道、沖縄のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない

[ガズー編集部]